沢水
水による食中毒事件がありました。珍しいです。
報道によりますと・・・
「山形県は7月24日、東根市沼沢の沢水で流しそうめんを食べた47人が下痢や腹痛など食中毒の症状を訴えたと発表した。入院した人はおらず、原因菌などについて調査を進めている。」
「県食品安全衛生課によると、今月18日、同市と仙台市の10歳未満から40代までの家族連れ男女80人が集まり、東根市沼沢で田んぼの草むしりや川遊びを楽しみ、流しそうめんを食べたという。共通した食品にスイカとかき氷もあるが、沢の生水を使ってそうめんを食べていることなどから、沢水が原因の可能性が高い。」
「食中毒とみられる男女47人は19日午前6時ごろ症状を訴え、村山保健所が調べたところ、食中毒の可能性が高いことが分かった。このうち10歳未満の男児4人が医療機関を受診した。」
「同課は沢水は細菌やウイルスに汚染されている危険性が高いため、飲まないよう注意を呼び掛けている。」
沢水でそうめんなんて、楽しそうですね。
直感的にはたぶん清涼感があって、「汚染されている」という想像は働かなかったかもしれません。
しかし食品衛生に関わっている者は、水を衛生的に保つのは結構大変だということを知っています。
水道水に塩素を入れて殺菌するのは当然です。
自販機で売られているペットボトルの水には塩素を入れないので、それを詰める工場は保健所から厳しくチェックされます。酒蔵に入るチェックより厳しい位です。
実は酒というものは食品衛生上完璧な食品です。アルコールが菌を殺すからで、何年も経った酒が飲める理由は、それです。
そう、流しそうめんは酒で流せば良かったんですよね。
体調を崩された皆様、ご愁傷様でした。
追伸
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