義務チョコ
ほほお、良く考えましたねえ。
「義務チョコ」ですか。
2月14日にチョコレートを贈る日本人の習慣について、私は積極的に推奨する気持ちは勿論全くありませんが、「義務チョコ」という発想でマーケテイングを展開する、この手法は、手法として参考になりました。
そういうサイトが在りますので、皆さんも参考になさったら良いと思います。
この展開では、まずベネフィットが明快です。
恋愛目的でない、告白しているわけではない、しかし大人の立場として人間関係を円滑にして行きたい、という、贈答の趣旨が明快です。
女の中元、女の歳暮のようなものと言っても良いでしょう。
その為に「義務ステッカー」が用意されているのだそうです。
ステッカーには「女の義務」「ありがとうを伝える」と大書されています。分かり易いです。
それからネーミングにも感心しました。
「義理」を「義務」に言い換えただけで、なんだかポジテイブな感じを醸し出しています。「義務」は憲法にも記載されていますからねえ。
言葉の綾はやはり大事です。
どのようなチョコが「義務チョコ」に向いているかは、これからのテーマでしょう。
それでも相手別に具体例が掲載されていました。
上司向け
同僚向け
取引先向け
父親向け
夫・カレシ向け
取引先には、やはり有名ホテルのものが来るようです。
女性上司向け、というのがあるのは良いですね。趣旨に沿っています。
この展開は、義務をポジテイブに捉える日本人気質の成せる業だとも言えます。そこを前面に持って来たことに感心してしまいました。
G.J.
追伸
一冊丸ごと「すき焼き大全」とも申すべき本が出ました。
タイトルは『日本のごちそう すき焼き』、平凡社より刊行されました。
この本は、
食文化研究家の向笠千恵子先生が、すき焼きという面白き食べ物について語り尽くした7章と、
全国の、有志のすき焼き店主31人が、自店のすき焼き自慢を3ページずつ書いた部分の二部で構成された本で、
この十年の「すきや連」活動の集大成とも言える本です。私も勿論執筆に加わっています。
是非是非お求めください。
弊店の店頭でも販売しますし、こちらからネットでも購入できます。
是非。
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.807日連続更新を達成しました。