銀座の夜景

「料飲三田会」の新年会に出席しました。

今回の会場は、

「銀座ライオン」6階の「銀座クラシックホール」。

本当にクラシックな部屋です。昭和9年の創建で、80年以上変わらぬたたずまい残しています。

最初は大日本麦酒㈱の本社屋として建てられ、当時は講堂として、やがてダンスホールとして使われるようになったそうです。

奇跡的に昭和20年の大空襲も免れたそうで、まわりの焼け出された人々がこの建物に集まって、雨露をしのいだこともあったそうです。

今回この会場が選ばれたのは、雰囲気が良い、ビールを飲みたいということもさることながら、銀座の夜景を楽しみたいと考えたからです。

銀座の工事現場の夜景を、です。

現在銀座では『銀座六丁目10地区第一種市街地再開発事業』という、早大な再開発、イヤ、壮大な再開発が行われています。

以前デパート「松坂屋銀座店」が在った銀座六丁目10番地と六丁目11番地が合体して、約1.4haという広大な更地が出来ています。

で、そのすぐ隣の銀座七丁目に「銀座ライオン」ビルは在ります。

だから「ライオン」ビルから工事現場の夜景が楽しめるのです。

「料飲三田会」には銀座の人が多く、「今ライオンからの夜景が面白いよ!」というおススメで、こういうことになった次第です。

銀座にこんな更地が出来るのは、おそらく大空襲以来のことでしょう。

では、

君の瞳に乾杯

銀座のクレーン車にも乾杯

追伸

一冊丸ごと「すき焼き大全」とも申すべき本が出ました。

タイトルは『日本のごちそう すき焼き』、平凡社より刊行されました。

この本は、

食文化研究家の向笠千恵子先生が、すき焼きという面白き食べ物について語り尽くした7章と、

全国の、有志のすき焼き店主31人が、自店のすき焼き自慢を3ページずつ書いた部分の二部で構成された本で、

この十年の「すきや連」活動の集大成とも言える本です。私も勿論執筆に加わっています。

是非是非お求めください。

弊店の店頭でも販売しますし、こちらからネットでも購入できます。

是非。

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.806日連続更新を達成しました。

 

 

Filed under: 憧れの明治時代,飲食業界交遊録 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)