ももクロ
「ももクロ」が「来てる」そうですね。
「ももクロ」とは、モモ肉が黒い牛のこと、では勿論なく、「ももいろクローバーZ」というアイドル・グループのことです。
全員が10歳代の女の子ですが、「常に全力」が「売り」で、ダンスは激しく、「海老ぞりジャンプ」などの、アクロバティックな振りつけが特徴です。歌舞伎の女形の「海老ぞり」のようなことを、5人で空中でやるのです。
そうした振りを、息つく間もなく続け、時には息切れしてしまうのですが、そのひたむきさが支持されているそうです。
で、そのファン層はというと、
今までアイドルには、全く興味が無かった、嫌いだった、
という人が大勢。ロックファンやプロレスファンから転向した人も多いのだそうです。
ここで驚きますのは、彼女達がそういうファンを獲得した方法です。
ロックコンサートやプロレスの試合に出向き、参加させてもらって、歌い踊るのです。当然、そこに来ている観客は、ロックファンやプロレスファンですから、非常にアウエーな状況です。
アイドルなんて見たくないよ!
と、いう客を前に「常に全力」の歌と踊りを披露して、ファンにしてしまうのです。
工場の開場式まで行って、そこの工員さんをファンにしてしまいます。今後は、野球ファンも獲得したいとか、インタビューで答えていました。
脱帽ですね。
さて「ちんや」はと申しますと、これまでリピーターさんにリピートしていただくことを中心に店をやってきました。
あまりに距離感のある方にアプローチするのは、「くたびれ儲け」と思ってきました。
でも、「ももクロ」をテレビで見て、
う~~~む
と考えこんでしまいました。
思えば、今の世の中は、すき焼きにとっては、結構アウエーです。
高齢化で困っている今の状況は、長命が何よりの願いだった明治時代とは、時代の状況が違います。
かつては御馳走だった、脂肪分や糖分、アルコールを摂ることを嫌がる人が多くいます。
そうした皆さんは、すき焼き屋にとって非常にアウエーなので、熱心にアプローチすることはしてきませんでした。
でも、ひょっとしたら、
すき焼きはイヤだけど「ちんや」は好き、
とかいう人もおいでかもしれません。
「アウエーな場で全力」~できるかなあ、私に。
追伸
「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。
この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。
その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。
現在の笑顔数は111人です。笑顔数が1千に達するまで継続してまいります。
参加者の方には、特典も!
皆様も、是非御参加下さい!
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて804日連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。
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