カラクリファイル

 3/10に開幕しました「江戸街奥山風景」も、5/7の千秋楽まで、残りわずか2日間の会期を残すだけとなりました。

 「浅草うまいもの会」ブースの抽選参加者数は、おかげさまにて通算9.800人(5/5現在)でありまして、最終1万人参加を目指して頑張っているところです。

 ところで、その抽選、一​体どんなものが当たるの?という御質問に、改めてお答えします。

⇒200円でガラガラを1回まわすことが出来まして、美味しい​ものが当たります。

 緑玉が出たら有名土産物店の食品6点詰め合わせ袋2.​000相当、

 赤玉が出たら有名飲食店の食事券1.000円、

 青玉が​出たら「美味しい一品」300円相当、

 白玉が出たら「浅草うまいもの会」オリジナル期間限定​クリアファイル100円相当です。ファイルは加盟全店の主人達が雷門​前に集合した様子を描いたデザインで、つまりは似顔絵です。

 自分で言うのもな​んですが、このファイルが「レアもの」なのですが、この4種のどれかが必ず当たるのです。

 さて、この抽選は、会の共同宣伝事業の一環でやっていることでして、元より、ここでカネを儲けよう、という考え方ではありません。

 しかしながら、会のカネを湯水のごとく使うわけにはいかず、賞品にかかる費用を多少は回収しないといけません。

 そのカラクリが、クリアファイルです。

 このファイルは原価おおよそ100円です。だから200円支払って参加した人は100円の損です。その差額100円の利益を使って、他の商品の費用を捻出するのです。

 でも貰った人は喜んでいます。

 それは「レアもの」だから。

 似顔絵に描かれている当人が、ブースで、まさに目の前で当番をしていますから、

 さてクイズです!私もこの中にいますが、どれでしょう?

とか、お客様にクイズを出しますと、とても喜んでいただけます。100円損したことなど、スッカリ忘れて。

 この「レアもの感」が差異性であって、それで資金を捻出するわけですね。

 でも、ペイする=儲かるところまでは行きません。あまりに白玉ばかりが続くと、

 なんだ、白ばっかりじゃないの!

と文句を言われてしまうので、適度な割合で緑~赤~青も入れないといけません。今回、私が苦心しましたのは、この塩梅です。

 ある程度は当たりを入れて、しかし赤字もある程度に抑える、しかも賞品は、その塩梅にあわせて必要なだけスムーズに、なおかつ、なるべく各社平等に調達しておく。

⇒どうです? 案外、難しそうでしょう、この仕事。

 やり甲斐が、結構在りました。でも、それも後2日間です。

 皆さん、是非当てにいらして下さい、クリアファイルを。

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて798日連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

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Filed under: 浅草インサイダー情報 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)