住吉史彦の初夢披露④
年始の激闘営業が続いております。
一日が終わる頃には、当然疲労が甚だしいのですが、その疲れを翌日朝までに回復するのが急務です。だから、年始は夜毎、肉を食います。当然、大量に!これしかありませんね、実際。さて、
年始でございますので、元日から住吉史彦の初夢をご披露申し上げています。しかも四幕構成の初夢です。序幕から第四幕まである夢ですので、4日間に渡ってUPしています。東西、東〜西〜
滑稽な、ごく短い前奏につづいて第四幕が開きました・・・
四幕の情景は、私が「イグ・スキヤキ賞」を創設し、大勢の人の笑い声の中で、受賞者に表彰状を与えている、そういう場面でした・・・
皆さんおわかりでしょうが、念のため説明いたしますと、「イグ・スキヤキ賞」は「ノーベル賞」のパロデイーである「イグノーベル賞」のパロデイーです。
「イグノーベル賞」は、「人々を笑わせ、そして考えさせてくれる研究」に対して与えられる賞で、1991年に創設されました。受賞例として、渡辺茂・慶應義塾大学教授らが、ハトを訓練してピカソの絵とモネの絵を区別させることに成功した業績に対して、1995年の、イグノーベル心理学賞が与えられています。
「イグ・スキヤキ賞」は、「イグノーベル賞」のパロデイーですから、「人々を笑わせ、そして考えさせてくれる、スキヤキ」に対して、賞を与えます・・・
皆さん、たびたび、演目の途中ですが、これは、あくまで初夢です。すぐに実行されると思っていただくと、本当にとっても困ります。
もとい。「イグ・スキヤキ賞」自体は、勿論ふざけた賞に決まっていますが、こうしたものを始めようと思った意図は深刻です。
考えてみて下さい。過去10年間、食をめぐるニュースは、なにかと暗いものばかりでした。BSE、O-157、強毒性鳥インフルエンザ、口蹄疫、中国製毒ギョーザ、事故米転用事件、食品添加物、個体識別、偽装表示・・・・・そんな話題ばかりでしたね。
思いおこしますのは、国産牛で初めてBSEが見つかった1991年9月のことです。その翌月には、弊店も売上が前年の、おおよそ半分になりました。
その年の8月に「ちんや」の六代目を継いだばかりの私にとって、随分良い勉強をさせてもらいました。(勿論、二度としたくない勉強ですが)
そして、その後10年間、食をめぐるニュースは、なにかと暗いものばかりでした。楽しい時間は、あまりに少なかったように感じます。そういう10年が過ぎ去って、皆さん、そろそろ、気分を変えたくありませんか!
食は、もっと楽しい気分で語られて良いものに決まっています。
2011年、日本のお笑いの聖地である浅草から、食と笑いを同時に発信したいと思っています。浅草の知人の中には、お笑いの仕事にかかわっている人もいます。最高の立ち位置ではありませんか。
今は、夢ですが、やれないことではありません。やりたいですね、「イグ・スキヤキ賞」!どんなふざけたスキヤキが提案されるか、楽しみです、今から本当に・・・
あ、もう朝か、急に終わるなあ、この夢。
それにしても、楽しくやりたいもんだなあ、食の仕事。2011年。
<初夢披露終わり>
追伸
年明けは1/1だけ休ませていただき、1/2〜1/10は続けて営業いたします。1/11は悪しからず休業させていただきます。
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて310日連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。
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