温情判決

長男を殺害した罪に問われた元農水次官の裁判で、懲役8年の求刑に対し6年の「温情判決」が出たそうです。
父はエリート官僚。長男は発達障害からやがて引きこもり、親子が最後まで通じ合えなかった果ての事件でしたが、そういう家庭内の構図がしきりと語られる一方で、被告の官僚としての業績がメデイアで語られることはあまりなかったように思います。
被告の熊沢英昭さんという方、私はお名前を記憶していました。歴代農水次官の名前を記憶しているわけではないですが、被告はBSE問題発生当時(2001年)の次官で、その対応に奔走した方だったので覚えているのです。
当時牛がよろめく映像はショッキングで食の安全が大問題になり、行政対応にも混乱が起きましたから、熊沢次官は責任を背負う為更迭という体裁で辞任しましたが、手腕が評価されていなかったわけではありません。
小泉首相の秘書官だった飯島勲さんも熊沢次官を評価していた人で、最近のインタビュー記事の中で、
「行政手腕は高く評価してたからね。同じ小泉内閣で、駐チェコ大使に任命して赴任してもらった。農水省高官として初めての大使起用だったけど、もともと国際派だから大活躍でさ。」
と語っています。
BSE問題に追われ、その後外国に赴任したとなると、息子さんとの時間を作りづらかったろうと想像します。
息子さんのご冥福をお祈りします。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。
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デート

今月の、ある晩のこと、嬉しい話しを聞きました。
その日見えたお客様の、ご両親が「ちんや」でデートして、結婚なさったと言います。
オレは「ちんや」でのデートがなければ存在してないんだ、と。たしかに。
戦後すぐのことのようでした。
そう言えば、あの有名なインド料理店「ナイルレストラン」先代オーナーG.M.ナイルさんと奥様も結婚前のデートを「ちんや」でしていたという話しがあり、その件は弊ブログの2018年3月31日号に書きました。
世代的には、今月のお客様のご両親とナイルさんは近いですが、その頃デートは「浅草ですき焼き」がナウかったのでしょうか。
いやいや、永遠にナウいと良いなと思います。

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ワンフレーズ

ありがたいことに「したまちTAITO産業賞」を台東区役所から頂戴しまして、その件を台東ケーブルTVさんが番組にしてくれることになりました。
今回の受賞では2017年の「適サシ肉宣言」を評価して下さっているので、インタビュー内容も、久しぶりにその件になりました。17年の春ごろは繰り返し話していた内容ですが、思い出しながらお答えしました。
「適サシ」がブレイクした最初の頃は、とにかく
「A5やめました!」
のワンフレーズだけが一人歩きしていて、メデイアの人がインタビューをそちらへ誘導しようとするので、カメラを止めてもらって再度説明することもありましたが、次第に熱もおさまり、まともな対話の取材が増えました。懐かしいですね。
・・・と思ったら、最近またもワンフレーズが英国の地で勝利を収めましたね。
「ブレグジットを成し遂げよう!」
のことです。
最近の調査では離脱支持者より残留支持者が少し多く、また、
離脱した先に素晴らしい未来があるようにも思えないのですが、ボリス氏が保守党内から残留派を追い出して結束させることに成功し、それで勝利した模様です。離脱派が本当に勝ったというより、残留派が結束できず負けたというのが実態のように見えます。
対話のできる英国が戻ってくるか心配ですが、そんな話しは止めましょう。
台東ケーブルTVの放送は来年始1月19日~25日の9:20~9:34、21:20~21:34です。

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とりあえず予約

「とりあえず」が口癖になっている方が結構な数おいでだと思いますが、是非なおしていただきたいと思います。
「とりあえずビール!」
⇒ビールに失礼。ビールを造っている人に失礼ですね。
「とりあえず席を押さえて!」
⇒店の側としては本当に予約なのか疑ってしまいます。いくつもの店を押さえておいて、後で決めてキャンセルするつもりなのかな・・・と勘繰ってしまいます。年末の繁忙期にそれは困ります。そこで私は、
「いやいや、本当にお越しになるお話しだけを伺っています。「とりあえず予約」はやっていません」と念を押します。それを不愉快がる人も当然いますが、念押しを止める気はないです。
ネット予約だとそれが出来ませんが、怪しい「予約」をどうやって除くのでしょう。
「とりあえず」が口癖になっている方は是非なおしていただきたいと思います。

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大寒卵2020

好評につき、「大寒卵」が戻って来ました。
来年の「大寒」は1月20日です。風水は、大寒の日に産まれた卵を食べることを勧めているとかで、それを「大寒卵」と言うそうです。
これを、あながち迷信と片づけない方が良いと思います。 寒い時期に産まれた卵は栄養価が高いからです。 大寒は一年で最も寒さが厳しくなる頃です。鶏はその寒さで本能的に産卵数が少なくなりますので、その中でも産まれた卵は、必然的に栄養価が高まります。
風水が面白いのは、それを金運と結びつけたところです。 「大寒の日に産まれた卵を食べると金運が上昇する」と言うのだそうです。 ただ「健康に良い」と言うより、そちらの方がそそられますね。上手いことを考えたもんです。会社の社員さんに一個ずつ配るとかしたら面白いと思います。
さて今年も「ちんや」精肉売店で、この大寒卵を販売します。
寒い所の卵が良いわけですから、特に寒い所=日本海の風雪を浴びるような所で鶏を育てている養鶏場から卵を取り寄せることにしました。 その養鶏場は、新潟県村上市の「オークリッチ」さん。
ご予約は、既に受け付けを始めていますので、「2020年こそは一旗・・・」と心に決めておいでの方は、どうぞ「ちんや」売店へお急ぎ下さい。

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がっつり!ステーキ

「いきなり!ステーキ」さんが絶不調だそうです。
2018年下期の客数は前年同期比で8%減、2019年上期は同22%減。10月には消費増税の影響もあって同40%減となったとか。そしてついに、店頭に社長直筆のポスターが貼りだされ「お客様のご来店が減少しております。このままではお近くの店を閉めることになります」と訴えているそうな。
何故そうなったのか、様々分析がなされていて、短期間に出店し過ぎたと言われることが多かったように思いますが、そんな中「百年コンサルティング」代表・鈴木貴博さんの解説が私には納得的でした。
「いきなり!ステーキ」は「がっつり!ステーキ」で、それが嫌われた理由だというのが、鈴木貴博さんの解説でした。
これまで設定されていたカットの下限がサーロインで200グラム。おトクなランチタイムのリブステーキの場合は300グラムもあったので、注文できない人が多かったという説明です。
これは私自身の体験と重なります。浅草に初めて「いきなり!」が出来た時、試しにトライしてみたのですが、目方の下限があるとは知らず、自由に目方を注文できると思っていたので、ヒレを150グラム注文しようとしたら、200グラム以下はダメと言われてしまったのです。それで私は「いきなり」さんが、自由に注文できる店ではなく、実は「がっつり!」の店だったことに気づきました。
そして、自分はその逆方向へ行ってみようと昨年8月に「ちょい食べ」に店を始めました。おかげ様で盛況です。フードロス削減のトレンドにも乗れていると思っています。
社長直筆ポスター以降「いきなり!」さんも、この問題に気づいたようで150グラムのメニューも始めたようですが、さてさて、どうなりますやら。

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弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし、本日は3.579本目の投稿でした。

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苦手

在東京外国大使館員向けの視察会が開催され、途中の昼食を「ちんや」で摂っていただいた件は7日の弊ブログに書きました。
これは、2020大会を控え、大使館関係者に東京の魅力を知ってもらう為の視察ツアーでしたが、このツアーに同行された外務省の方から御礼状をいただきました。
「お肉が苦手、卵は要らないと言っていた外交官が美味しいと言いながら全部召し上がり、見ていて驚きました。」と書かれていました。
「苦手だった○○が食べられた」という話しは日本人の場合に、たまに聞きます。肉以外に「葱が苦手だった」「椎茸が苦手だった」という例があります。
そういう場合、お気の毒に、これまで美味しい葱を食べたことがなかったのかなあ・・・
と思うのですが、外国の方でも同じようなことがあるようです。
外国の方というと、食習慣とか宗教とか難しく考えがちで、たしかにそういうこともあるのでしょうけど、中には単に食べ慣れていない、ということもあるよねと私は感じてきました。
今回は、そういうケースで良かったと思いました。

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変わり羽子板

来週の17日、18日、19日は浅草寺の「羽子板市」の日です。
元々江戸時代は「歳の市」と言って、正月用品・越年用品を売る市が盛大でした。大店の主は奉公人を引き連れて市に繰り出し、たくさん買い物をして、帰り道大いに飲んで帰るのが粋だったようですが、次第に、同時開催されていた羽子板市の方がメインになったようです。
羽子板市の隆盛は歌舞伎の流行とセットのもので、人気役者を描いた羽子板が売れたそうです。現代では、羽子板という遊びそのものが行われなくなりましたが、「変わり羽子板」が毎年発表されています。
描くのが人気の芸能人であれば、昔と少しも変ったことはなく、歌舞伎役者を描くのと同じことですが、どうも近年は芸能人以外が多いような気がします。
今年については、
ラグビー・ワールドカップ(W杯)リーチ・マイケル選手
ゴルフ全英女子オープンの渋野日向子選手
リチウムイオン電池の吉野彰博士
そして、何と言っても、今年は
天皇・皇后両陛下!
両陛下を羽子板にしちゃって、肖像権は大丈夫なのかなあ。

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フードアナリスト

「フードアナリスト」で「いばらき大使」に任命されていた人が茨城県内の複数の食品業者と金銭トラブルを起こしていたと報じられました。
で、その、フードアナリストって、何だっけ?
と思い検索した人は多いと思います。私も調べてみましたところ、資格商法の一種のようです。
その内容ですが、レストランのミステリーショッパーつまり覆面調査員が知っておくべきことを試験にした内容のようです。ご丁寧に1級から4級まであるようです。
くだんの「大使」の人は単に「フードアナリスト」であるだけではなく、資格を認定する側・運営側にまわっていたようでした。
覆面調査の仕事を調査員の個性にまかせず、明文化するのは私も結構と思います。
が、そんなにたくさん仕事があるのかなあ、と思ったら、あるようでした。
FAQの、「資格を獲ったらどう活かせますか?」
の質問に対する回答の筆頭に、
・地域の食のアドバイザー・プロデュース・講師として
が挙げられていたのです。本来の、
・ミステリーショッパーとして飲食店調査を実施
より上でした。
地方の業者さんや自治体の人が中央のアドバイスに飢えていることが、仕事として利用できますよ♡と言っているようなものですねえ。
私としてはアドバイスに頼るより、地方の方がそれぞれの独自性を追求した方が良いような気がするんですけどね。なお、
「常任理事の藤原浩氏はご本人から連絡があり「フードアナリスト協会にこれ以上迷惑をかけたくない」との事由で、12月4日付で辞任されました。本事案は、藤原氏の個人的な案件であり当団体は一切関係ありません。刑事事件ではなく、民事の債務不履行問題であり、藤原氏と原告の皆様との間で解決すべき事案です。藤原氏には誠実に真摯に本案件の原告の皆様と対応していただくよう約束しました。今後、藤原氏は当協会とは一切関係ありません。本事案について、当団体は双方の主張について、公正に丁寧に耳を傾け、注意深く経緯を精察してまいります。」
・・・そうです。残念。

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開始時間

ただ今は忘年会シーズン真っ盛りですが、「働き方改革」のせいか、忘年会の開始時間が早まる傾向が出てきているように思います。忘年会をお受けする飲食店としても、帰宅時間が早まるのですから、悪い話しではありません。
20年前、忘年会の開始時間はたいてい19時、早くて18時半でした。
が、今年は18時スタートが主流になってきました。17時スタートや、中には16時半スタートというのもあります。
忘年会への参加は業務命令だと会社側が言うと、「業務命令なら残業代を払ってください」と反発されかねない御時世ですから、せめて開始時間を早めるということなのだと思います。
「働き方改革」の理想は業務時間内に忘年会が終わること、つまり15時とかに忘年会をスタートさせることですが、そこまで行きますかどうか。
早くから呑むと、結局終電まで呑むでしょうから、呑み過ぎにつながると思いますけどねえ、どうなりますやら。

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