あか牛

土佐あか牛が手に入ったので、すき焼きにしてみました。
土佐あか牛は褐毛和種という、和牛4種の内の一つで、高知県の山間部で飼われています。
元々頭数が少なく貴重なものでしたが、昨今の赤身ブームでさらに希少感が増し、高値で取引されています。
が、土佐あか牛は真っ赤な赤身肉ではないです。
黒毛和種よりはサシが入りにくいという、比較の話しでして、それなりにサシは入ります。赤身とサシの両方あるのが土佐あか牛なのですが、赤身ブームに乗っているのは、名前が「あか牛」だからでしょうか。
さて、食してまして、結構ではあるのですが、脂の甘味や甘い香りがやや物足りなく、すき焼きにするには、やはり黒毛だよなあと思ってしまいます。どうしても。
なんでも、土佐あか牛のサシは不飽和脂肪酸が多いとかで、であれば融け方は良いはずなのですが、それと甘味は違うのですねえ。
勉強になりました。

Filed under: すき焼きフル・トーク — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)