起きたことは笑うしかない!

東洋興業会長で、浅草芸能界の「生き字引」とも言うべき松倉久幸さんが本を出されました。
『起きたことは笑うしかない! 』(朝日新書)。
宣伝文に曰く・・・
「笑いを磨けば長寿も楽々、浅草演芸ホール会長の“奇跡の83歳”笑老術のすべて。」
「笑老術」とは何か?造語ですから、本を通読しないと俄かには分かりませんが、
お笑いの巨人に学ぶ人生訓といった感じでしょうか。
それを、この本では「忘れられない三名人」に求めます。
古今亭志ん生
永井荷風
深見千三郎
特に志ん生が戦時中に前線を慰問した時のエピソードは、笑いについて考えさせてくれます。戦争という、究極に笑えない環境にいる人こそ、猛烈に笑いを欲している、そして、きびしい状況にいる人の活力の素になるのは笑いで、それは体の栄養と同じくらい大切だということです。
結局、松倉さんのモットーは、
誰よりも早く笑え!
皆さまも是非ご購読を。
出版社: 朝日新聞出版
ISBN-10: 4022950358
ISBN-13: 978-4022950352

なお松倉会長には、私の本にも登場していただきました。そちらも、どうぞ、よろしくお願い申し上げます。