測定
「味博士」に「ちんや」の「変わり卵」の旨味を測定してもらいました。
・すき焼きの肉を、普通の溶き卵に入れたもの
・すき焼きの肉を、カレー入りの溶き卵に入れたもの
・すき焼きの肉を、ヨーグルト入りの溶き卵に入れたもの
・すき焼きの肉を、カレーとヨーグルト両方入りの溶き卵に入れたもの
以上の旨味を博士の開発した味覚センサー「レオ」で計測し→比較してもらいます。
「味博士」こと鈴木隆一博士は慶応義塾大学研究員。「レオ」で「Aissy」という会社を企業して、「慶應発のベンチャー社長」として、最近テレビなどでも見かけます。
私は、肉の熟成中の旨味の研究の件で博士と知り合い、すき焼きと日本酒の相性テストをしていただいたこともありました。
その「味博士」に、今回は「変わり卵」を測定してもらいました。
各種の「変わり卵」に、私はすき焼きの味が単調なのを改革しようと数年前から取り組んでいます。
カレーは映画の小津安二郎がやっていたものを改良しました。正確に言うと、カレー粉をオイルに溶いてから卵に入れています。
ヨーグルト入りは、日本料理の「バサラ」さんが「トマトすき焼き」を発案したのに刺激を受けて、私が発案しました。甘辛旨に酸味とアミノ酸を足すという点では同じですが、トマトと違って「牛つながり」ですからね(笑い)
小津監督も「バサラ」さんも鍋全体の味を変えてしまいますが、私は卵の味だけ変えています。
卵の件は、弊ブログに何度も登場していますので、読者の皆さんは、「またか!」とお思いでしょうが、これまで「旨いです」と言い募っても、全ては自称でしたから、やはり客観性を醸すことが必要だと考えたわけです。
で、計測結果は、8/28に私が会長をしている「料飲三田会」の例会で発表していただくことになっています。今回の例会の講師が「味博士」なのです。
そういう次第で結果発表は、8/29以降になります。お楽しみに。
追伸、夏季の「ちんや」の、臨時営業のご案内です。下記の日は火曜ですが、営業いたします。どうぞご利用下さいませ。
8月14日(火曜、お盆)
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて3.084日連続更新を達成しました。
すき焼き「ちんや」六代目の住吉史彦でした。