表記
何度かお知らせしました通り、8月4日より株式会社ちんや直営レストラン「ちんや亭」が、
肉の「食べくらべレストラン」として再出発しました。
当然メニューを直すことになり、全てのメニューに「熟成適サシ肉」「熟成赤身肉」「熟成挽肉ロールビーフ」「熟成合挽肉ハンバーグ」などと表記することにしました。
これは実は、内容としては従来通りでして、これまでことさら表記していなかったのを表記するようにしたのでした。
そうしましたら、とある方から、
「ちんやさんはせっかく適サシという良いキーワードをおつくりになったのだから、それで勝負し、「熟成」という流行りのキーワードをメニューに載せるのはやめたほうが」
というご意見を頂戴しました。
私も、昨今の「熟成ブーム」に呆れている一人ですから、この御意見は大変良く分かります。
私としても、ブームの皆さんのように「熟成!」「熟成!」と押し出す考えは勿論なく、
「サイコロ、ハンバーグ、ロールビーフ、ミニヒレなどすき焼き・ステーキ以外のメニューも、結果として熟成になっている」という意味で書いただけでした。
サイコロ、挽肉用の素材を、すき焼き・ステーキと別に調達しているわけではなく、牛さんを「一頭買い」して、すぐには脱骨せず、そのまま寝かせてから、その端材を使っているため、自然と熟成肉を使う形になっています。
この件は玄人衆には「一頭買い」と言った方がすぐ分かるのですが、素人衆には「一頭買い」という言い方では、
「どういう味がするのか分からない」と言われてしまうので、代替的な表現として「熟成」と言っている形ですね。
要するに、ボキャ貧の結果、こうなっているわけです。
どうも、「適サシ」以降、創造力が減退したかも・・・
追伸、夏季の「ちんや」の、臨時営業のご案内です。下記の日は火曜ですが、営業いたします。どうぞご利用下さいませ。
8月14日(火曜、お盆)
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて3.082日連続更新を達成しました。
すき焼き「ちんや」六代目の住吉史彦でした。