あいづち
「東都のれん会」さんのご依頼により、日本橋三越本店でトークショーをさせていただきました。催事『江戸東京味・技めぐり』を盛り上げるためです。
演題は【意外と知らないお肉の話しー肉選びの目線が変わります】
内容は要するには、「適サシ肉」の話しで、弊ブログの読者さんには「耳たこ」な話しばかりですので、あらためてここに書くのは止めておき、項目をざっと書き出しますと、
・「適サシ肉」の定義
・そもそも、なぜ適度な「サシ」があった方が美味しいのか
・サシの過剰化は、いつから、なぜ始まったのか
・なぜ過剰なサシをやめると決断できたのか→「老舗」の必須要件につながって行く
~という感じです。全部をお聞きになりたい方は、動画がありますので、こちらからご覧ください。
実は今回、最初にご依頼があった時、私は一人で話すのだろうと思いました。ところが直前になって、司会者がついて質問していくので、Q&Aを創って欲しい、と連絡がありました。
司会をつけるのは三越さんのご配慮だったようですが、Q&A方式は、あんまり得意でないんですよね。
Q&A方式は噛み合わないと盛り上がりませんし、噛み合わせるには、よほどうちあわせる必要がありますが、今回その時間はありません。
で、結局、私が勝手に喋り、相槌を打ってもらう、ということにしました。
内容に関しても、あえて事前に知らせずに、ぶっつけ本番でやっていただきました。その方がリアリティーがあるからです。事前に聞いたことがある話しに、
へえ。
と返されるより、まったく初めて聞く話しに、
へええ、そうなんですか!初めて知りました!
と返してもらった方が話し易いです。気持ち良いと言っても良いです。
予算の面で司会がつけられない場合もあろうかと思いますが、「相槌係」を是非たてると良いと思います。
講師が気持ちよく話せること、間違い無しです。お勧めしたいと思います。
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.951連続更新を達成しました。すき焼き「ちんや」六代目の住吉史彦でした。