2017年12月11日
トマトとヨーグルト
BSフジの番組『極皿~食の因数分解』に出演させていただきました。
オンエアを拝見していましたら、最初に登場したお店さんが、すき焼きにフルーツトマトを入れていました。
「トマトすき焼き」は、たしか「ばさら」さんが発案したもので、登録商標だったと思いますが、具材の一種としてトマトを入れる程度なら、まあ、OKなのでしょうか、ね。
さて、その後に弊店のヨーグルト卵が出ましたが、これは実は「トマトすき焼き」に刺激されて私が発案したものです。
すき焼きの甘辛味に酸味を加えることで、爽やか・マイルドにするという趣旨は同じです。
相違点は、
トマトの酸味がクエン酸であるのに対して、ヨーグルトの酸味は乳酸菌によって作られた乳酸です。
そして、「トマトすき焼き」がトマトを鍋に投入して、鍋全体を甘辛酸にするのに対して、ヨーグルト卵は鍋全体はそのままで玉丼の中だけを甘辛酸にします。
収録では、「孤独のグルメ」の原作者・久住昌之さんが、
すき焼きは生卵を最も美味しく食べる食べ方
卵は何個もおかわりする
と言っておいでだったので、ヨーグルト卵をお出しするが気がひけましたが、
これも「あり」ですね!
と言って下さり、安心しました。
皆様も、是非「ちんや」で、あるいはご自宅で体験なさってください。
「あり」ですから。
追伸、「ちんや」年内の予約状況のご案内です。
19日(火)、25日(月)、26日(火)、28日(木)は
まだ空いております。よろしくお願い申し上げます。
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.844日連続更新を達成しました。 すき焼き「ちんや」六代目の住吉史彦でした。
Filed under: すき焼きフル・トーク — F.Sumiyoshi 12:00 AM Comments (0)