多幸感
足りないです。
なんか、足りないです。
「多幸感」が足りないです。
私の人生のことじゃあないですよ。申し訳ないですが、そっちの方は「まずまず」です。
「多幸感」と申しますのは、肉を食べた時に感じる感覚のことです。その肉が、食べた人を笑顔にする感じがしない、そういう肉が増えてしまっています。
どういう場合にそう成るかは知っています。短期肥育で、と畜後の取り扱いが理想的でなかった場合に、そう成ります。
そこそこ食べられるので、「マズい」とまでは言えないのですが、「多幸感」が足りないので、その肉が人を幸せにする感じがしないんです。
もどかしいです。何故その肉が人を幸せにしないと言えるのか、そこをキチンと、深く説明できないのが、いつももどかしいです。
具体的に、どういう物質が関わっているのか、私には解明できません。
でも間違いないです。最近「多幸感」が足りない肉が多いと思います。
さびしいね。
追伸1
6/1発売の「婦人画報」7月号(創刊記念号)に載せていただきました。ありがとうございます。
今回の特集は、なんでも婦人画報社さんが「総力をあげた特集」だそうですが、題して、
「世界が恋するWASHOKU」。
旨味とか醗酵とかを採り上げた後、しんがりがWAGYUです。
追伸2
拙著は好評(?)販売中です。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。
題名:『浅草はなぜ日本一の繁華街なのか』
浅草の九人の旦那衆と私が、九軒のバーで語り合った対談集でして、「浅草ならではの商人論」を目指しています。
東京23区の、全ての区立図書館に収蔵されています。
四六判240頁
価格:本体1600円+税
978-4-7949-6920-0 C0095
2016年2月25日発売
株式会社晶文社 刊行
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.696日連続更新を達成しました。