すき焼きを現代に活かす~商いは、楽しく・古風に・斬新に⑪

「浅草法人会」さんの主催で講演会をさせていただきました。

演題は「すき焼きを現代に活かす~商いは、楽しく・古風に・斬新に」でした。

おかげ様にて募集定員を超えて満員になり、実に恐縮なことでした。

このページでも公開して参りますので、ご笑覧下さい。長いので14回に分けて公開しています。

なお内容は、「法人会」さんが相手ですから、経営者の方向きにアレンジしてございます。

<以下本文>

もう一つ現場で出来る一つの実例をあげてみましょう。

実は『牛っとハート』という商品名を、商標登録出願中です。商品名と言っても、「ちんや」の、ハート型の牛脂の名前です。すき焼きを始める最初の所で鉄鍋に敷く、あの脂のことです。

それに『牛っとハート』という名前を、「ちんや」の社員が命名しまして、商標登録出願中です。

この牛脂をですね、記念日のすき焼きに、ご利用いただきたいと思っています。お誕生日に、ご結婚記念日に、還暦・古希のお祝にご利用いただきたいと思っています。

不祝儀でも結構なんです、故人様のご命日にもご利用いただきたいと思います。

この牛脂を使おうと考えた理由ですが、FBやツイッターにUPしていただける、ということも勿論あります。先ほど申しましたようにそこが今後が大事です。

しかし、さらに大事な理由があります。なんでしょう、ご説明しますが、日頃、大切な記念日の食事でも、そのことを店のスタッフには知らせない方が大勢おいでです。まあ、他人に知られたくない気持ちは分かります。

でも、店の人間は知らせて欲しいんですよね。この「牛っとハート」が欲しいが為に、「実は、今日がカノジョとの「おつきあい1周年」なんです・・・」とか教えてくれたら嬉しく、在り難く思いますよね。

そう、この牛脂を使う、本当の目的は、働く者のモチベーション向上です。そう位置づけています。

さて残り時間もあまりありませんので、弊店の現代社会への対応については簡単にお話ししましょう。まずネットを使った取り組みをいくつか紹介しましょう。

ネットが普及し、さらに近年はSNSが普及して来ましたので、そういった利器を使いまして、勿論、弊店の理念に沿う展開をいたしております。

まず『すき焼き思い出ストーリー』という、短文を投稿していただくサイトをつくりました。読むと結構泣けますので、是非お読みください。

またTwitterですき焼きをテーマにした川柳を公募しました、企画名は『すき焼き川柳on Twitter』でした。『思い出ストーリー』でも『川柳』でも、家族で食べたすき焼きをテーマにした作品が圧倒的に多かったです。

その、Twitterで集めた「すき焼き川柳」を使って、ただ今制作中なのが包装紙です。川柳の文字を散らしたデザインで包装紙を製作中しています。だいたい、ネットは短文と画像が好きですから、川柳のような短文や、『牛っとハート』のような画像が頻繁にFBなどにUPしていただいております。

またブログは検索に引っかかりやすいので、私もブログも書いておりまして、本日1.226日連続更新をいたしました。お手すきの時にご覧いただけたら嬉しいです。もう1点。

「思い出」を売らせていただく立場ですので、世の中にお困りの方がいる時は、お助けして当然です。

具体例としては、口蹄疫問題の時に『今こそ宮崎牛を食べる会』を開きました。これはTwitterユーザー向けチャリテイー宴会です。Twitterのヘビーユーザーに集まっていただき、宮崎牛を食べていただきまして、当然「旨い!」とか「最高!」とか、そういうツイートをしていただく宴会でした。

収益金はJA宮崎の畜産部門に送りました。たしか当日は宮崎日日新聞さんの取材が入ったと記憶しています。

東北の畜産支援では・・・

<この話しは長いので14回に分けて公開しています。続きは明日の弊ブログにて。>

追伸①

「ぴあMOOK 旨い肉 2014 首都圏版」

~感涙必須の旨い肉200軒 に「レストランちんや亭」の、ハンバーグとサイコロステーキを載せていただきました。

ご購入は、こちらです。

追伸②

「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。

この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。

その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。

現在の笑顔数は353人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。

皆様も、是非御参加下さい!

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.226日連続更新を達成しました。

毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

Filed under: すき焼きフル・トーク — F.Sumiyoshi 12:01 AM  Comments (0)