歌舞伎と鰻
「料飲三田会」の例会に、五代目中村時蔵丈に来ていただき、お話しをしていただきました。
時蔵丈と言えば、勿論歌舞伎女形として確固たる地位を築いておられる役者さんですが、会員の「たいめいけん」の御主人と親しいとかで、お忙しい中来ていただくことが出来ました。
会場も当然「たいめいけん」。
「たいめいけん」さんは洋食屋として、あまりに有名ですが、建物の3~4階には宴会場が在って、そちらでの宴会となると「小皿料理」が有名です。
その日出番があった時蔵丈の到着が少し遅れる、ということで先に乾杯させていただき、九つの可愛い小皿が一緒に盛られたワン・プレート目を食べ終わる頃、御登場となりました。
歌舞伎座新開場前後の、歌舞伎界の裏話しなどをたっぷりとお話しいただき、参加者の皆さんも喜んでおられたようです。
今後、「料飲三田会」では、時蔵丈がお出になる公演を、団体で観劇しようと計画しています。
さて、ひとしきり話しが終わり、
「皆さん、質問はございますか?」ということになり、歌舞伎にお詳しい2~3の方が質問をなさっていたようでした。
で、せっかくの機会ですので、私も一言発言させていただくことにしました。
お願いします!昭和63年経済学部卒の住吉史彦と申します。すき焼き屋をやっております。
質問というよりは要望なのですが、歌舞伎座が新開場してから、食堂に鰻がなくなってしまったようです。
私としましては、歌舞伎を観る=食堂で鰻を食べる、という関係性が完全に出来上がっておりましたのもので、大変困っております・・・
この要望は、先輩方の笑い声でかき消され、後は非常に楽しい宴会になりました。
いよっ、鰻屋! じゃなかった、萬屋!
追伸①
単行本『東京百年老舗』に載せていただきました。
21人のフォトグラファーたちが、歴史と伝統を現在に伝える「老舗」の魅力を余すことなく写しだした写真集です。
時代が変わっても、変わることのない老舗の魅力が、ここにあります。
くわしくはこちら↓です。
追伸②
「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。
この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。
その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。
現在の笑顔数は361人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。
皆様も、是非御参加下さい!
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.243日連続更新を達成しました。
毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。