催事場

 すき焼き弁当の食中毒事件がありました。報道によりますと・・・

「神奈川県藤沢市は29日、百貨店「さいか屋藤沢店」の「九州の大物産展」で販売された弁当を食べた13~81歳の男女13人が、下痢や発熱などの症状を訴えたと発表した。いずれも軽症で、快方に向かっているという。市は、患者の症状などから、弁当が原因の食中毒と断定した。」

「市などによると、患者が食べたのは佐賀県の焼き肉店「佐が家」が同店催事場で調理、販売した「佐賀牛すき焼き弁当」。(中略)

「市は29日、同店に調理場の衛生面などの改善指示を行い、改善されるまでの間、催事場の営業中止を勧告した。」

 百貨店と言えば大手ですから、食品衛生はキチンとしているハズ、と皆さん思っておいででしょう。でも、私に言わせると、そうでもないです。

 以前宮崎で口蹄疫の問題があった時に「宮崎の畜産を救おう!」と、

とある百貨店が開催した催事で、やはりすき焼き弁当の中毒事件がありました。笑えない話しですよね。

 ここで問題なのは、調理スペースが狭いことです。

 小売店は、どうしても「面積対売上」を追求しますから、狭い催事スペースに、多くのテナントがひしめきますね。

 加えて昨今は「ライブ感」が重視されます。別の場所の、キチンとした調理スペースで調理して、それを運び込んで売ったのでは「ライブ感」が無いので、催事の現場で、むりやり調理するのですが、これが実に問題です。

 私が見て、

 こ、こんな狭い所で弁当作ってるの?!

と驚くことがあります。 

 そもそも、ですが、生の牛肉は清潔なものではありません。だって生きた牛を処理して肉を取り出して、その後火入れ殺菌はしてませんから。ですので、食中毒菌が増殖しないよう、冷蔵で運び、食べる前には必ず火入れしますよね。だから大丈夫なのですが、食中毒菌が全くいないわけではないのです。

 その肉を扱う調理場に、もしお新香があったら、どうでしょう。お新香は、そのまま生で食べますね。生食するお新香と、狭い場所で肉が接触する心配があります。

 広い調理場なら、肉を扱う場所とお新香を扱う場所は完全に分けます。「ちんや」では、1階と2階に分かれていますから、肉とお新香は絶対に接触しません。

 しかし、狭いと危険ですよね。

 肉を切った、その俎板で、後からお新香を切るのは、やめるべきです。しかし場所が狭くて、どうしても兼用する時は、俎板を強アルカリの殺菌液に浸して、それから使わないといけません。

 その殺菌時間が、催事が忙しくて、充分とれなかったとしたら、

 イタ、イタタタ・・・

 皆様、ご安全に!

追伸

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 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて765日連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

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Filed under: ぼやき部屋 — F.Sumiyoshi 12:01 AM  Comments (0)