欅の会

このところ連日ネットでウイルス問題、自粛問題の最新情報をチェックする日々が続いています。日々情報が新しくなるのでキリがないです。
イベント自粛要請は9日までなのか?
いやいや、自粛要請は19日までになったぞ!
プロ野球はいつまで休むのか?
デイズニーランドはいつまで休むのか?
歌舞伎座はいつまで休むのか?
どうやら流行の中心はアジアから欧米に移ったようだ!
一日中ネットばかりを視ている日もあって、実に良くないです。
そんな中『三田評論』3月号が届いたので、読んでみたら、気の長い話しが載っていて、気分が変わりました。
それは「表参道の欅、百年の歴史」という一文で、表参道で商店会活動をなさっている松井誠一さんという先輩の投稿でした。
表参道の欅(けやき)並木は、1920年に明治神宮が造営された後に植えられ、昭和の戦災で大きな被害を受けましたが、有志の方のご努力で再建されました。そして今、その時植えられた欅が植え替えの時期に入っていると言います。
松井さんは「原宿表参道欅の会」の理事長をされていて、その植え替え計画にも関わっておいでなのですが、計画は実に遠大です。
一気に替えようとすると、景観を損ねますし、お金も一気に出て行ってしまいます。
そこで全長1キロ全170本の並木を細かく30ブロックに分けて、少しずつ替えて行くと言います。2年に一度1ブロックずつ植え替えると、60年で植え替えが終わるとか。
私は今月・来月の情報ばかり追っていることを反省しました。
最新情報も大事ですが、並木の未来も大事、すき焼きの未来も大事ですね。
皆さん、ネットばかり視るのはやめましょう。
おっと、トランプが非常事態宣言だって!先週まで大したことないって言ってたクセに。

追伸
本日より「しゃくなげ和牛」のメニューをお出しします。福島復興の一助になればと存じます。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。
弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし本日は3.669本目の投稿でした。引き続きご愛読を。

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全面休業

驚きました。
アサヒビールさんの本社社屋の上層階に入っているレストラン街は今月いっぱい全店休業するそうです。私は気づいていませんでしたが8日から既に休んでいたそうです。
スポーツやコンサートは休業を要請されていて、デパートは時短営業ですが、料理業者がまるまる一月休むというのは私は聞いたことがありませんでした。
もちろん、特殊事情はあると思います。アサヒビールという世界的大手企業の本社のお膝元で万万が一にも問題を起こせないという特殊事情はありましょう。レストランで感染が起きて全グループの信用に波及したら困りますから、慎重にも慎重を期さないといけない気持ちは分かります。だからここで私はアサヒさんの決定を批判する気持ちはないです。
が、こうした動きが普通の店に拡がらないことを願います。
巨大企業グループに問題が波及とかの事情がない飲食店は、「気をつけながら営業」できるような国情であって欲しいものです。

追伸
明日より「しゃくなげ和牛」のメニューをお出しします。福島復興の一助になればと存じます。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。
弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし本日は3.668本目の投稿でした。引き続きご愛読を。

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しゃくなげ和牛

大震災から9年、ウイルスの影響で震災関連の式典やイベントが縮小されているそうですが、「ちんや」では、この3月福島県の牛をご紹介します。これから有名になる牛のブランドです。
「しゃくなげ和牛」と言います。
弊ブログ読者の皆様は私が特定のブランド牛を推すことがないことをご存じかと思いますが、今回は例外的に「しゃくなげ和牛」を推させていただきます。
「しゃくなげ和牛」は福島県広野町の渡辺文次郎さんが中心になって作っているブランドで、「良質の霜降り」「風味豊かな肉」をテーマに生産されています。
メス牛がほとんど。大きすぎる牛さんは飼わず体格はほどほど。月齢はしっかり30ヵ月前後まで飼います。日本酒を醸造する時に出る酒米の糠をエサとして与えて、肉の中の不飽和脂肪酸(=やわらかい脂)を増やすなど、エサの工夫にも取り組んでおられます。
日頃私が特定のブランドを推さないのは、肥育に関するデータに接することができないことが多いからですが、今回ご縁があって渡辺さんから大変詳しいデータを、たくさん開示していただけました。畜産大学の研究室に出すようなデータを私に見せて下さいました。
その結果私の肉の好みにかなり合致することが判明。今回採用させていただくことを決めた次第です。
データでなくて、小ぎれいは写真を配したパンフレットとかを見せられていたら、逆に心惹かれなかったと思います。
大震災から9年。福島県産の牛肉の相場価格は依然として他県産より10%ほど低めですが、逆に申せば「しゃくなげ」のような一級品を、「ちんや」の普通の価格で食べられるということでもあります。
もっと有名で、もっと高いブランドも、世の中には多数ありますが、「しゃくなげ」の方がよほど旨いというのが、私の感覚です。これからこちらもきっと有名になると思いますが、今はそれほど知られていないので、「お買い得」ですね。
3月15日より「ちんや」お座敷で発売。
雑誌「東京カレンダー」も応援して下さるとかで、21日に発売される号に記事が載るようです。ありがたいです。
なお放射線の検査は、福島県の牛の全頭について実施されていますが、過去5年間検出されたことは一度もありません。
よろしくお願い申し上げます。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。
弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし本日は3.665本目の投稿でした。引き続きご愛読を。

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残念会

さて新型ウイルス騒ぎの中で弊ブログは10周年を迎えました。
そして本日は「東京マラソン」の予定日でもありました。皆様ご存知の通り、一般参加のランナーは出られないことになり、そこに出走予定だった知人が、仲間を集めて「ちんや」で残念会をしたいと仰います。残念会と住吉さんのブログ10周年記念祝も兼ねてやります、と。
それは恐縮なことです。
こうして芽出たさもあまり満喫できない10年目になりました。
これから日本とすき焼きは、いったいどうなるのか。
政府批判、中国批判を言いたくもなるところですが、それを口にしても益のないこと。目の前のお客様に喜んでいただけることを優先しようと、店の中でも話しております。
皆様もどうぞご自愛を。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。
弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし、本日は3.655本目の投稿でした。これにて連載10年となりましたが、引き続きご愛読を賜りたく、お願い申し上げます。

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住吉史彦の29大ニュース 2010-2019 その29

さて弊ブログは10周年まで、もう少しとなりました。
ラスト一ヵ月はこの十年間を振り返る月にしよう、10大ニュース 2010-2019を選ぼうと思って、トライしてみましたら、29個も選んでしまいました(笑)
うーん、困ったな。
でも、これで行かせていただくことにしました。29はニ・クだし、今月はちょうど29日あったし。
と、いうことで、住吉史彦の29大ニュース2010-2019が始まりました。一か月間おつきあいいただいておりまして、本日は、その最終回29です。

<29大ニュースその29>
2020年 元日放送の、NHKスペシャル「東京ミラクル」第4集 老舗ワンダーランドー佐藤健・物々交換の旅 に出演させていただきました。

「東京ミラクル」は、2020オリンピックをひかえて東京の魅力を紹介するシリーズです。それまで「築地」「鉄道網」「アニメ」を特集してきましたが、今回は東京の老舗でした。
東京は、関東大震災、東京大空襲で二度にわたり壊滅的な被害を受け、焼け野原となったにもかかわらず、世界最多の老舗店があります。
番組では、俳優・佐藤健さんが「長寿の秘訣の象徴」である老舗のとっておきの商品を、物々交換しながら訪ね歩き、伝統を受け継ぎながら進化を続ける老舗の商売哲学を探る、という趣向でした。
もともとは局の方が拙著『浅草はなぜ日本一の繁華街なのか』(2016年、晶文社)を読んで下さり、2020年に浅草の老舗特集を放送したいということで在り難いことだと思いました。
やがて「東京の老舗」に拡大し、2020年元日に放送の運びとなりました。
・佐藤健さんの物々交換の場面
・私のインタビュー
・料理撮影
・お客様が店内で召し上がる様子
・弊社員の賄いの様子
など放送していただきました。
大勢の方に視ていただいたようで、好スタートの2020となりました。在り難いことでした。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。10年間続きましたのは、読者の皆様の声援のおかげです。本当にありがとうございました。

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住吉史彦の29大ニュース 2010-2019 その28

さて弊ブログは10周年まで、もう少しとなりました。
ラスト一ヵ月はこの十年間を振り返る月にしよう、10大ニュース 2010-2019を選ぼうと思って、トライしてみましたら、29個も選んでしまいました(笑)
うーん、困ったな。
でも、これで行かせていただくことにしました。29はニ・クだし、今月はちょうど29日あるし。
と、いうことで、住吉史彦の29大ニュース2010-2019が始まりました。一か月間おつきあいいただいておりまして、本日は、その28です。

<29大ニュースその28>
2019年11月 台東区役所から「したまちTAITO産業賞」を頂戴しました。

そもそもこの賞は、
・新しい製品や技術の開発、改善に関して顕著な業績のある企業
・新分野への進出、新たなサービス、新市場の創造など、時代のニーズを先取りした革新的な取り組みを行い、それに関して顕著な業績のある企業
・就業環境の改善に積極的に取り組み、社員の雇用や人材の育成に関して顕著な実績のある企業
・その他、台東区の産業の発展に著しく貢献をした企業
を台東区が選ぶものです。
今回は弊社の「適サシ宣言」が評価されての受賞でした。
服部区長から賞状をいただき、ありがただいことでした。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。
すき焼き「ちんや」六代目の住吉史彦でした。

住吉史彦の29大ニュース 2010-2019 その27

さて弊ブログは10周年まで、もう少しとなりました。
ラスト一ヵ月はこの十年間を振り返る月にしよう、10大ニュース 2010-2019を選ぼうと思って、トライしてみましたら、29個も選んでしまいました(笑)
うーん、困ったな。
でも、これで行かせていただくことにしました。29はニ・クだし、今月はちょうど29日あるし。
と、いうことで、住吉史彦の29大ニュース2010-2019が始まりました。一か月間おつきあいいただいておりまして、本日は、その27です。

<29大ニュースその27>
2019年3月 令和時代の肉の仕入れ方針を明確にするため「肉のフォーティエイト宣言」をしました。

「ちんや」は、平成最後の月=平成31年(2019年)4月より、仕入れる牛さん一頭の重量(枝肉重量)を480キログラム以内に制限することにしました。
令和の新しい時代を迎えるに当たり、「適サシ肉宣言」(2017年1月)の3項目に、さらに1項目を加えた次第です。
「ちんや」は日頃より仕入れの際に牛さん一頭を単位に仕入れる「一頭買い」を行っておりますが、その際大き過ぎる牛さんは、美味しくない可能性があるので仕入れないことが宣言の内容です。
仕入れの選択の範囲をあえて好き好んで狭めると思っていただいても結構です。どのくらい狭めるのかと申しますと、出荷される黒毛和牛の頭数全体の20%程度を、まず重量により選択の範囲と決め、その狭い範囲の中だけから、さらに「適サシ肉宣言」により「ちんや」に向いた牛さんを選んで行く、ということでございます。中には600キロを超えるような牛さんもいますが、それは除外します。
重量制限を設けるということは、
「小ぶり」の個体が美味しい、
大きい個体は美味しくないことがある、
という、魚の業界でも良く知られた経験則を具体化、明確化するということです。
実は私は2017年の「適サシ肉宣言」の時にも、この重量制限の件を言いたいと思っていました。
その時は諸般の事情により見送りましたが、
あれから2年、平成時代の終わりを迎えるに当たり、今回「どうしても平成の内に言ってしまいたい!」という気持ちに駆られて、ここに宣言致しました。
思えば、牛さんの味より重量の大きさを追い求めることは平成の畜産業界の弊風でした。その傾向が次の時代にまで続かぬよう、一人の買い手として姿勢を明確に致します。
畜産業界には、売り手として牛さんの重量を制限している団体として、唯一「神戸肉流通推進協議会」さんがあります。「神戸牛」ブランドを管理している団体です。
大きくなりすぎると「神戸牛」らしいキメの細かい肉質が損なわれる、つまりサシの形状が「小ザシ」ではなくて「粗ザシ」になってしまうと考え、「神戸牛」の定義に重量制限の項目を入れておられます。したがって重量が大きすぎると兵庫県産であっても「神戸牛」とは名乗れません。
一方、買い手として重量制限を公言している団体や会社を私は寡聞にして知りません。「ちんや」が本邦初かもしれません。
それはさて置き、「ちんや」でも美味しいお肉、つまり「小ザシ」のお肉を追い求めるため、平成31年(2019年)4月より仕入れる牛さんの一頭の重量を480キログラム以内に制限します。
「美味しい肉はフォーティエイト!」と覚えていただければと思います。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。
すき焼き「ちんや」六代目の住吉史彦でした。

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住吉史彦の29大ニュース 2010-2019 その26

さて弊ブログは10周年まで、もう少しとなりました。
ラスト一ヵ月はこの十年間を振り返る月にしよう、10大ニュース 2010-2019を選ぼうと思って、トライしてみましたら、29個も選んでしまいました(笑)
うーん、困ったな。
でも、これで行かせていただくことにしました。29はニ・クだし、今月はちょうど29日あるし。
と、いうことで、住吉史彦の29大ニュース2010-2019が始まりました。一か月間おつきあいいただいておりまして、本日は、その26です。

<29大ニュースその26>
2018年11月 「適サシ肉」のロゴ商標を登録しました。小豆色の「色付きロゴ商標」です。

「適サシ肉」の商標(文字商標)はブレーク後すぐに取得手続きと開始し既に取得済み(登録第5980224号、登録日:2017年9月15日)でしたが、その後、色付きロゴ商標「適サシ肉」をも出願しておりまして、それが18年11月に登録確実になりました。
コースターや箸袋、ノベルテイーのマグネットの色も、このロゴにいたしました。
このロゴの彩色には、ある意味が込められています。「小豆色」(DIC-234)には、ピンク色の肉が美味しいのではなく、こういう色の肉が美味しいのだ!という意味です。
短期肥育の牛さんの肉の色はピンク色ですが、それは美味しくなく、長期肥育された「小豆色」の肉が美味しいのです。
ところが、ネットの画像でモノを売る時代を迎え、肉の業界でも「見栄え重視」「ピンク色重視」の傾向が見うけられます。ピンク色が美味しいと考えてしまうお客様も増えています。
しかし、その商法は真の「お客様志向」ではないと弊社は考えています。
「小豆色」の「色付きロゴ商標」を取得することで、「見栄え重視」から「味重視」へ回帰したいと思います。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。
すき焼き「ちんや」六代目の住吉史彦でした。

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住吉史彦の29大ニュース 2010-2019 その25

さて弊ブログは10周年まで、もう少しとなりました。
ラスト一ヵ月はこの十年間を振り返る月にしよう、10大ニュース 2010-2019を選ぼうと思って、トライしてみましたら、29個も選んでしまいました(笑)
うーん、困ったな。
でも、これで行かせていただくことにしました。29はニ・クだし、今月はちょうど29日あるし。
と、いうことで、住吉史彦の29大ニュース2010-2019が始まりました。一か月間おつきあいいただいておりまして、本日は、その25です。

<29大ニュースその25>
2018年10月 第30回『すきや連』例会を、十周年記念会を兼ねて開催しました。

北は帯広、南は鹿児島から108人の、すき焼き関係者が参加して下さり、大盛況でした。
第一部は記念セレモニー。
歴代の例会開催店主、『日本のごちそう すき焼き』の掲載店主が大集合致しました。当然記念写真を撮りました。この画像はレジェンドと申せましょう。
続いては「すき焼きの聖地・浅草巡礼ツアー」。
「今半本店」さん、「浅草今半」さん「ちんや」の3店を巡って見学しました。
その後は勿論、すき焼き懇親会。
100人以上の方々があつまりましたので、一軒のすき焼き屋には収容し切れず、三軒に分かれての大宴会でした。
さらにさらに二次会も。浅草ビューホテル25階の展望宴会場で、浅草寺やスカイツリーの夜景を眺めながら歓談。
すき焼きの歴史において空前絶後の集会でした。

さて「すきや連」の「そもそも」は「百味」という、今はなくなってしまった雑誌がございました。グルメ、俳句、映画といった記事を載せていた雑誌でして、そこに向笠千恵子先生が2006年から08年まで「すき焼きものがたり」という連載をなさっていました。その企画は、たしか04年の冬に立ち上がり、05年辺りは取材ということで先生が今日見えているすき焼き屋さんを訪ねて行かれていた時期でしたから、すき焼き屋と先生とのご縁は、遡りますと、05年頃から始まっているということでございます。
この連載が面白かったので、平凡社さんが目をつけて、これを本にまとめよう!と言って下さいました。それが2008年10月15日ちょうど10年前に刊行された、『すき焼き通』です。すき焼きの本ですから、刊行披露会もすき焼きで致しました。
で、この宴会が楽しかったものですから、また会いたいね。集まりたいね。となったのが、09年2月の新橋「今朝」さんの会でした。この時から会の名前を「すきや連」と言うようになりました。2019年の第31回まで、北は米沢、南は熊本までお訪ねさせていただきました。
一覧は、このページの下(↓)に載せました。
土地土地のすき焼きを頂戴し、ためになるお話しを聞き、食材の産地を見学し、あるいは花街に遊びに行ったこともありました。
それと並行しまして、もう一冊本を出しました。2014年の『日本のごちそう すき焼き』です。最初の本は新書でしたが、こちらは立派な単行本です。この時は、著者が向笠千恵子withすきや連ということで、それぞれのすき焼き店主もページをもって、自分の店のすき焼きについて、自分の土地のすき焼きについて書きました。
各例会の参加人数は、だいたい50名、多いと60名ほどでございました。そして、その宴会の雰囲気は、私が拙い表現で語りますより、毎回撮った画像で分かります。笑顔画像がたくさんたくさん撮れました。私個人も、すきや連を始めましてから、すき焼きの宴会って、本当に楽しいなあ、良いなあ。という思いを強くしました。ご参加いただいた皆さんも、おそらくは同じように感じていただけて、また会おう!ということになり、それで10年間続いたのではないかなと思っております。
向笠先生はじめ10年間に関わっていただいた、全ての皆さんに、あらためまして心より厚く御礼申し上げます。

<すきや連開催履歴>(クリックで詳細をお読みいただけます)
・2008年 向笠千恵子先生『すき焼き通』(平凡社新書)の出版記念会を「ちんや」で開催
・2009年 第二回すきや連を新橋「今朝」さんで開催
・2009年 第三回すきや連を「浅草今半」さんで開催
・2009年 第四回すきや連を湯島「江知勝」さんで開催
・2010年 第五回すきや連を横浜「太田なわのれん」さんで開催
・2010年 第六回すきや連「日本短角牛の、すき焼きを食す会」を「ちんや」で開催
・2010年 第七回すきや連を小伝馬町「伊勢重」さんで開催
・2011年 第八回すきや連を京都「三嶋亭」さんで開催
・2011年 第九回すきや連を「銀座吉澤」さんで開催
・2011年 第十回すきや連を前橋「牛や清」さんで開催
・2012年 第十一回すきや連を松阪「和田金」さんにて開催
・2012年 第十二回すきや連を米沢「登起波牛肉店」さんにて開催
・2012年 第十三回すきや連を「人形町今半」さんで開催
・2013年 第十四回すきや連を「ニューオータニ岡半」さんで開催
・2013年 第十五回すきや連を彦根「千成亭」さんで開催
・2013年 第十六回すきや連を横浜「荒井屋」さんで開催
・2014年 第十七回すきや連を京都「モリタ屋」さんで開催
・2014年 第十八回すきや連を伊勢「豚捨」さんで開催
・2014年 第十九回すきや連を下仁田「常盤館」さんで開催
・2015年 第二十回すきや連を「ホテル竹園芦屋」さんで開催
・2015年 第二十一回すきや連を浅草「今半本店」さんで開催
・2015年 第二十二回すきや連を米沢「グルメプラザ金剛閣」さんで開催
・2016年 第二十三回すきや連を松阪「牛銀本店」さんで開催
・2016年 第二十四回すきや連を八王子「坂福」さんで開催
・2016年 第二十五回すきや連を熊本「加茂川」さんで開催
・2017年 第二十六回すきや連を福井「開花亭」さんで開催
・2017年 第二十七回すきや連を米沢「吉亭」さんで開催
・2017年 第二十八回すきや連を仙台「かとう」さんで開催
・2018年 第二十九回すきや連を大阪「はり重」さんで開催
・2018年 第三十回すきや連(十周年記念会)を「今半本店」さん、「浅草今半」さん、「ちんや」で開催
・2019年 第三十一回すきや連を「東京会館」さんで開催
・2020年 第三十二回すきや連を大津「松喜屋」さんで開催予定

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。
すき焼き「ちんや」六代目の住吉史彦でした。

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住吉史彦の29大ニュース 2010-2019 その24

さて弊ブログは10周年まで、もう少しとなりました。
ラスト一ヵ月はこの十年間を振り返る月にしよう、10大ニュース 2010-2019を選ぼうと思って、トライしてみましたら、29個も選んでしまいました(笑)
うーん、困ったな。
でも、これで行かせていただくことにしました。29はニ・クだし、今月はちょうど29日あるし。
と、いうことで、住吉史彦の29大ニュース2010-2019が始まりました。一か月間おつきあいいただいておりまして、本日は、その24です。

<29大ニュースその24>
2018年9月 東京商工会議所が主催する、第16回「勇気ある経営大賞」において、株式会社ちんやが「奨励賞」を受賞させていただきました。

受賞理由は「格付や等級ではなくすき焼きにあった肉の提供に向けた挑戦(適サシ宣言)」でした。
せっかく2017年に「適サシ肉」がブレークしましたので、これを「一発屋」に終わらせたくないという想いがあり、経営の賞にエントリーしてみました。
権威ある賞を弊社が受賞できましたのは、ひとえに皆様のご愛顧の賜物とあつく御礼申し上げます。
「適サシ肉宣言」については、こちらをご覧ください。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。
すき焼き「ちんや」六代目の住吉史彦でした。

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