42回

寄席の休業問題で話題になった「浅草演芸ホール」の松倉会長が月刊「浅草」に、

「浅草六区芸能伝」を連載していて、最近「月刊浅草WEB」でも読めるようになりました。

松倉会長には拙著『浅草はなぜ日本一の繁華街なのか』にも出ていただきましたが、連載42回は「演芸ホール」のバックヤード・ツアーの第二弾でした。

楽屋の話しの部分で驚いたのは、かつてここには貧乏芸人が寝泊まりしていたという件。ビートたけしさんも修行時代にそうしていたと。

劇場には布団も風呂もある。

食べ物は、売れっ子芸人への差し入れをまわしてもらうか、近所の店でおごってもらう。

外出時に着るものに困れば衣装を着てしまう。そうすれば生きて行くことも可能だったそうな。すごいです。

昭和の劇場は芸を観る・見せるだけでなく、芸人が育つ場でもあったという話しです。

松倉会長は1935年生まれなので、今年で86歳になられたはず。

休業問題ではご子息の社長にメデイア対応を任せておられるようでしたが、

ワクチンは打てたんでしょうか。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。 弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし、本日は4.125本目の投稿でした。

Filed under: 浅草インサイダー情報 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)