弁当とテイクアウト

「うし重」のテイクアウトを販売させていただいております。

味の面では、自分で食べても旨いですので、ご満足いただけているだろうと思っておりますが、利便性の面では不便に感じておられる方が多かろうと思います。

事前に在庫をいくつも見込みでご用意して、並べて売っているわけではないからです。

事前に作っておけば、すぐ手に取って買えますが、「うし重」は、お越ししただいて、ご注文いただいて、出来るまでお待ちいただく方式だから不便なのです。

・事前に作って並べてあるものは「弁当」

・料理が出来たら、それを持って帰るのが「テイクアウト」

ですが、見た目は両方とも弁当のような形をしているので、たまに誤解が生じます。

弁当を買いに来たのに不便だなあ!と言われると、テイクアウト屋としては辛いところです。

「弁当」は出来上がってから、食べられるまで、かなり長い時間がかかりますから、衛生状態を保つために、

まず「冷やし込み」をして温度を下げます。そして冷蔵ケースに入れた状態で売ります。

そして、多くの場合保存料を入れています。

対するに「テイクアウト」は、出来立てをお渡しします。

加熱した直後は熱で殺菌されたばかりですから安全ですが、放置すれば次第にぬるい温度になり、入り込んだ細菌が増えて食中毒を起こします。

で、「ちんや」の「うし重」は「1時間以内にお召し上がりください」と言っています。おそらく2時間くらいOKだろうと思っていますが、きびしめに「1時間」と言っています。それが「テイクアウト」です。

実は最近流行りの「フードデリバリー」も、この「テイクアウト」に準じるものですから、配達員は客にいつまでに食べ切るべきか伝えないといけないはずですが、果たしてそれが出来ているでしょうか、ね?私は、まだ一度も「ウー♡ー」は頼んだことがないので、その辺の実態はどうなのか、実は存じません。

食中毒シーズンに入りましたので、お気をつけ願いたいものです。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。 弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし、本日は4.115本目の投稿でした。

Filed under: すき焼きフル・トーク,ぼやき部屋 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)