二重予約

ワクチンの「二重予約」を適切に取り消さない人が大勢いると聞いて、本当に悲しく思います。料理屋も日頃二重予約に悩まされているからです。

報道によりますと、

「自衛隊が5月24日から開設した新型コロナウイルスワクチン大規模接種センターの東京会場で接種を受けた人が、居住地の東京23区側の接種予約をキャンセルせず「二重予約」となっているケースが世田谷区や目黒区で確認されたことが分かった」

「世田谷区によると、25日午前10時時点で、自衛隊会場で24日に接種を受けた同区民819人のうち、2割強の172人が区の予約を取り消していなかった。26日朝でも110人が残っているという」

「区は接種枠を空けるため、重複した予約を取り消すよう呼び掛けている」

信じられないかもしれませんが、同じ時間に二か所以上の料理屋を予約しておき、当日の気分次第でその内の一軒に行き、残りのキャンセルをしない(忘れる?)(そもそも、キャンセルしないといけないと思っていない?)人は一定数います。

が、2割強というのは、流石に多すぎますね。

本当に悲しく思います。

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科学性

元々科学性とは、あんまり関係なかったテレビの情報番組も科学性をうたうようになってきました。

もちろんコロナが来たからです。

でも、あいかわらず科学的でない発言をするコメンテイターも起用されていて、そういうメンバーが「専門家」と「激論」するのが、昨今の「見もの」となっています。

テレビにとってコロナもネタの一つなんだなあと思ってしまいます。

病気と並んで国民の大多数が関心を持つネタに「食べ物」がありますが、こちらの分野は、今も非科学的論争がされています。今日は、その話しです。

先日も、メイン料理に果物を入れるのは「あり」か「なし」かで激論をしていました。

例えば、ピザにパイナップルを載せて焼くのは「あり」か「なし」かで。

結論を先に申しますと、料理に酸味を加えるのは「あり」です。

「あり」どころか、より美味しくなります。

私は以前から、ヨーグルトとすき焼きは会う!と思っておりまして、2016年の秋からすき焼きの溶き卵にヨーグルトと、やはり合うと思うカレーを入れています。

また自分で「合う!」と主張するだけでなく、2018年には「味博士」こと鈴木隆一博士に味覚センサーで分析もしてもらいました。

結果カレーを入れたすき焼きよりも、ヨーグルトを入れたすき焼きよりも、カレーとヨーグルトの両方を入れたすき焼きが、味覚分析上最強だったのです。(結果はこちら

し・か・し、ここで問題なのは「あり」でなおかつ「より美味しい」にも関わらず、そう思わない人もいる点です。

酸味は腐った食べ物の味でもあるので、知識・経験の乏しい子供は直感的に嫌がります。

ヨーグルトはお酢などを食べたり、焼き魚に果物の汁を搾ってかけるなどの経験を積み重ねる中で次第に慣れて美味しく感じることができるようになるのです。

親御さんが意識して、お子さんに酸味のある食べ物を与えないと難しい場合もあると思います。

そして、親御さんがそういう努力をしない状況のまま大人に成ってしまうと、大人なのに酸味が苦手という人が登場します。

で、メイン料理に果物や酸味を入れるのは「なし」という方が一定数いるのです。

要するに、この論争は、「あり」が多数派であるものの、絶対多数ではないということになります。その番組では7対3の割合のようでした。

ですので多数と少数の話しというのが正しい把握の仕方なのに、それを無理や「あり」VS「なし」の話し=100対ゼロの話しに捻じ曲げて、「論争」させていたのが、そのコーナーなのでした。

そうしたコーナーが一つの情報番組の中に存在して、前半ではコロナを科学的に、後半では酸味を非科学的に採り上げています。

なんだかなあ。

前半のコロナのコーナーまで非科学的に見えてしまうのは私だけでしょうか。

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優先接種

テレビの情報番組で「コメンテイター」なる人々がコロナについて勝手放題語るのは実に良くないと思っています。

が、先日例外的に「いいね!」と思うことがありました。

その方は弁護士さんでしたが、

飲食店は経営が大変なのに、感染したらさらに悲惨だから、飲食店の人に優先してワクチンを打てば良いと主張したのです。そうすればお客さんも安心して店に行ける、と。

す・ば・ら・し・い。

残念ながら専門家に、すぐさま下されてしまいました。やんわりとでしたが。

飲食店優先は悪い手ではないけれど、飲食店で感染が起きるかは、お客さんがどう振る舞るかでかなり変わってくるので、お店の人だけ打っても劇的に効果は上がらないでしょう、とのこと。

たしかに、そうですねえ。

要するに、そう簡単に、コロナ禍から抜け出せないということのようです。

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たまご焼き

ある日東京商工会議所の会報を読んでいたら、旧知の向島の料亭の、たまご焼きを使った、たまごサンドが発売されたと書かれていました。

たまご焼きを作っているのは、墨田区向嶋花街の「料亭きよし」さん。

そのたまご焼きを、地元のパン屋「石窯パン工房 KAMEYA」さんのパンではさみ「厚焼きたまごサンド」にしたと言います。

このプロジェクトは「まるとかめ」と命名されているとか。へえ。

今禁酒法で花街は営業することが出来ず、「きよし」さんは昼の弁当販売のみ営業しているということなので、たまご焼きと天丼をいただいてみました。

なかなか味わい深い一品でした。

御馳走さまでした。

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新語

また新語が出来たようです。

「自宅会食」。

じ、じたく、かいしょく?

コロナが始まってから、一体いくつの新語が登場したものかと気が遠くなります。

この「自宅会食」とは、東京都の担当者によれば、「自宅に友人を招いての会食」のことで、要するに「家飲み」のことですね。そう言えば良いのに。

そして、その「自宅会食」の際に「お店じゃなければいいと安易に思っている人がいれば感染を広げてしまう大きな原因のひとつ」

と説明したそうな。

あったり前田のクラッカー。

今やお店は、かなり感染対策されていることが多いですが、家はそういう店より対策が緩いと思いますよ。

しかも閉店時間がないから長時間滞在して、ウイルスを浴びるかもです。

いよいよ都庁の「見回り隊」が自宅にガサ入れしないとダメですなあ。

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種蒔く日

今日は「芒種(ぼうしゅ)」ですね。

二十四節気の9番目で、この次が「夏至」です。

「夏至」はメジャーですが、「芒種」はマイナーですね。

「芒種」は種を蒔く時期とされますが、現代の実際の農業では、この時期より早く種を蒔くことが多いので、どうも、話題にしにくいのかもしれません。

東京では梅雨入りの平年が6月7日ですから、雨に関する名前なら、実際の陽気と符合していて覚え易かったのかもしれません。

そう言えば、「コロナは湿気に弱い」説、最初の頃に聞いたような気がしますが、ガセだったのでしょうか、ね。

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弁当とテイクアウト

「うし重」のテイクアウトを販売させていただいております。

味の面では、自分で食べても旨いですので、ご満足いただけているだろうと思っておりますが、利便性の面では不便に感じておられる方が多かろうと思います。

事前に在庫をいくつも見込みでご用意して、並べて売っているわけではないからです。

事前に作っておけば、すぐ手に取って買えますが、「うし重」は、お越ししただいて、ご注文いただいて、出来るまでお待ちいただく方式だから不便なのです。

・事前に作って並べてあるものは「弁当」

・料理が出来たら、それを持って帰るのが「テイクアウト」

ですが、見た目は両方とも弁当のような形をしているので、たまに誤解が生じます。

弁当を買いに来たのに不便だなあ!と言われると、テイクアウト屋としては辛いところです。

「弁当」は出来上がってから、食べられるまで、かなり長い時間がかかりますから、衛生状態を保つために、

まず「冷やし込み」をして温度を下げます。そして冷蔵ケースに入れた状態で売ります。

そして、多くの場合保存料を入れています。

対するに「テイクアウト」は、出来立てをお渡しします。

加熱した直後は熱で殺菌されたばかりですから安全ですが、放置すれば次第にぬるい温度になり、入り込んだ細菌が増えて食中毒を起こします。

で、「ちんや」の「うし重」は「1時間以内にお召し上がりください」と言っています。おそらく2時間くらいOKだろうと思っていますが、きびしめに「1時間」と言っています。それが「テイクアウト」です。

実は最近流行りの「フードデリバリー」も、この「テイクアウト」に準じるものですから、配達員は客にいつまでに食べ切るべきか伝えないといけないはずですが、果たしてそれが出来ているでしょうか、ね?私は、まだ一度も「ウー♡ー」は頼んだことがないので、その辺の実態はどうなのか、実は存じません。

食中毒シーズンに入りましたので、お気をつけ願いたいものです。

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とうがらし

ある日

「万願寺とうがらしですき焼きしたい」

というツイートを見つけました。

京都が好き、お寺や神社巡りが好き、美味しい食べ物も好きです!

という方のようでした。

特にすき焼き好きというわけではないようですが、夏場のザクにシシトウを入れている弊店としては歓迎したいツイートです。

「万願寺とうがらし」は、果肉は大きくて分厚く、柔らかく甘味があり、種が少なく食べやすいことが特徴です。とても大きいことから「とうがらしの王様」とも呼ばれます。

京都府が認証している「ブランド京野菜」に指定されていて有名で、お値段も張るので、使うとしたら、オプション料金にしないといけないでしょう。

普通のザクに入れるとなると、もう少し普通のもの(シシトウなど)を使うことになりますが、それでも、これからの季節は、こういう野菜も良いと思います。

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平年値

5月中から九州の皆さんは、土砂災害に気をつけろと言われているようです。地球温暖化で豪雨の季節が平年より早まっているからです。

そして、その平年自体も最近の温暖化傾向を受けて、暑く修整されるそうです。

気象庁の平年値って、私は毎年更新されているものとばかり思っていたのですが、更新は10年に一度だったのですねえ。

これまでは1981年から2010年までの30年間の観測値を平均して平年値を出していましたが、今後は1991年から2020年までの観測値を基にします。

と、いうことは、最近の異常気象が平年に反映されてくるわけです。

新しい平年値では当然気温が高くなり、降水量も増えます。梅雨入りも早まります。

旧平年値より猛暑日(35℃以上の日)が年間4日以上増えた場所は、前橋市・熊谷市・甲府市・京都市・岡山市・高松市と6市もあったそうな。

そんなに暑いなんて、すき焼き屋は、やりにくい地球になりました。

これからは陽気に合わせて、北へ南へと店の方が移動するのが、正しいやり方になるのかもしれません(笑)

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非国民

<「非国民」の定義について>

国民大多数の意見と違う意見を持ったら、それは「非国民」なのだろうと思いますが、

ではさて、

「オリンピックは何としてもやるべきだ!」は「非国民」?

「飲食店に酒を持ち込んで飲めばOK!」は「非国民」?

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