植え替え
浅草寺さんが公式サイトで境内の様子をリアルタイム配信するようになりました。
もちろん年末年始に混んでいる様子を見せつけて→分散参拝を促す目的ですが、昨日の午前中などは、とても空いていて悲しくなってしまいました。さて
先日NHK「うまいッ!」に出演させていただきましたが、この回は 「太く短い!でも、とろ~り甘い! 下仁田ねぎ~群馬・下仁田町~」という題で、題の通り下仁田ねぎを紹介する回でした。
見逃した方のために、ここでご説明しておきますと、
下仁田ねぎは普通のねぎと、品種も栽培方法も違います。
葱の品種は大きく分けて、関東の白ねぎ(「千住ネギ群」)、関西の青ねぎ(「九条ネギ群」)、それと下仁田ねぎを含む太ねぎの三種があります。「加賀太ネギ群」という品種名で金沢でも採れますが、産地としては下仁田の方がはるかに有名ですね。
そこまではご存じの方も多いと思いますが、あまり知られていないのは、下仁田ねぎの栽培方法です。
まず種播きから収穫まで15カ月と栽培期間が大変に長いです。(普通のねぎは8カ月~10カ月です)
それから夏場に「植え替え」という特徴的なプロセスがあります。
「植え替え」とは要するに、ねぎを地面から引っこ抜いて、再度植えるという作業です。
下仁田ねぎはそもそも北方由来のねぎで暑さに弱いので、放置しておくと、夏場に成長が鈍化します。
そのタイミングで引っこ抜けば当然根の一部が切れます。それが刺激となり、再成長が促されるという作戦=つまりネギをいじめて鍛える意味があるのです。
この作業はハードです。7月下旬から8月の中旬の真夏の太陽の下で行うからです。
農家さんにとっては苦行ですが、生産組合としてこの作業を義務化して取り組んでいるようです。お疲れ様です。
今回の放送は冬の放送だったので「植え替え」の様子は、夏に撮った動画をパソコンで見るという形でした。
パソコンの画面だと夏の過酷な様子がイマイチ表現されていなかったので、あらためてここに書きました。
「ちんや」でも下仁田ねぎを冬限定でお出ししていますので、お召し上がりくださいませ。
追伸、以下年末年始の営業予定です。よろしくお願いいたします。
12月29日(火曜):営業
12月30日(水曜):営業
12月31日(木曜):営業
1月1日(金曜):営業
1月2日(土曜):営業
1月3日(日曜):営業
1月4日(月曜):営業
1月5日(火曜):休業
1月6日(水曜):休業
1月12日(火曜):休業
1月19日(火曜):休業
1月26日(火曜):休業
本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。
弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし本日は3.954本目の投稿でした。日頃のご愛読に心より御礼申し上げます。