ステーキ!
店の新キャラクターのことを考えていて、2015年に出版された本『ステーキ! 世界一の牛肉を探す旅』(中公文庫)のことを思い出しました。
新キャラクターは、メス牛の、毒舌キャラになる予定です。
実は、先日内輪の会議で、世間に肉の半可通が多いよねえ!という話しになりました。
しかも半可通なのに知ったかぶりをしている人が多いよねえ!という話しになりました。
そういう輩をN♡Kテレビのチ♡ちゃんみたいに叱ってくれる人が欲しいなあ!という話しにもなりました。
新キャラはそれを言うキャラですから、当然毒舌キャラになる予定です。
そのキャラを創るに当たって、毒舌を吐いても意外と憎まれない人は他にいるかなあ・・・
と考えていて「ステーキ!」を思い出したのです。
「ステーキ!」の著者は外国人です。マーク・シャツカーさんといいます。
本ではマークさんが世界七か国のステーキを訪ねて行きます。米国量産牛、ラスコー壁画の野生牛、アンガスに松阪などなど、七か国を巡り総重量45kgを平らげ、牧場主、三つ星シェフ、科学者らに取材します。
さらに肉と考古学、栄養学、化学、文化人類学…人と牛との関わりを多角的に解き明かすユニークな体験記です。
その中で、和牛は皮肉にからかわれています。
日本人にはなんでも、特化することに傾注する国民性があると書かれています。発明は苦手だけれども、そのほかの国の人が発明したものを進化させてものすごい特化したものを産み出す国民性、その一つの現れとして和牛が書かれているのです。
まさにその通り。日本人のA5信仰は外から見たら滑稽なのに、日本人は気づかずにいます。
そして、そのことを日本人が指摘すると喧嘩になりますが、外国人に言われると不思議に納得してしまうのも日本人です。
新キャラを考えるのに、参考にしたいと思います。
本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。
弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし本日は3.850目の投稿でした。引き続きご愛読を。