移御

コロナ禍で5月から10月17日、18日に延期になっていた三社祭(浅草神社例大祭)の開催方法が決まったようです。

まず大勢の人で神輿を担ぎまわることは、当然できませんので、町会の神輿を含めて、それは中止です。

17日(土曜)は例大祭式典と新型コロナウィルス鎮静祈願祭

つまり17日は神輿は町へ出ません。

18日(日曜)に本社の神輿三基の内「一之宮」一基を御用車に載せて氏子各町を「移御」させます。大勢の人で神輿を担ぎまわることを、これまで「渡御」と言ってきましたが、今年は車による「移御」のみになります。

伝統的には浅草にも神輿を船に載せて運ぶ行事があり、それを「船渡御(ふなとぎょ)」と言ってきたのですが、乗り物が車だと渡御ではなくなるのか、神道の言葉のニュアンスは私には不勉強で良く分かりません。

例年渡御ルートの詳細が公表されていて、それを見れば誰でも今どこに神輿があるか知ることが出来ましたが、それをやれば観光客が「密」になってしまいますから、今年は無し。関係者のみで行うそうです。

そもそも神輿が町へ出る趣旨は、氏神様(=三社様)に氏子の町々の様子をご覧いただくということですが、車による「移御」でもその趣旨にかなうということのようです。

詳しくは浅草神社のサイトをごらん下さい。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。
弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし本日は3.840目の投稿でした。引き続きご愛読を。

Filed under: 浅草インサイダー情報 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)