2019年10月26日
浅草暦
浅草の芸者衆が日頃の稽古の成果を披露する「浅草おどり」が、昨日・今日と開催されていますが、私はその演目の中に「浅草暦」を見つけました。
「浅草暦」の作詞家は海津勝一郎です。
海津さんは、湯島の有名なすき焼き店「江知勝(えちかつ)」の先代のご主人でした。「江知勝」さんは昔も今も、夜だけ営業の店で、海津さんは昼は長唄の詞を書き、夜はすき焼き屋をやっていたのですが、2001年に亡くなりました。
詞はそこそこ使われていたようで、長唄三味線方の「第一人者」と言われた中島勝祐さんとのコンビは有名だったそうです。
海津さんはウチの父の中学校の同級生でもありました。すき焼き屋の息子が同じ学校の同級生というのも奇遇です。
今回その海津さんの曲が上演されるとかで、さらにまた奇遇と思います。
本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。
弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし、本日は3.528本目の投稿でした。
Filed under: 浅草インサイダー情報 — F.Sumiyoshi 12:00 AM Comments (0)