食い意地クン

TVドラマ『孤独のグルメ』で有名な久住昌之さんの『食い意地クン』(二見書房、2004年)を読みました。

学生時代の1981年に、かの『ガロ』に漫画を書いて以来、かなり多数の作品を世に出してきた方ですね。

泉晴紀さん共に「泉昌之」という名のコンビを組んで出した共著には『かっこいいスキヤキ』(1983年、扶桑社文庫)というのもありました。

『食い意地クン』でも「焼肉」「とんかつ」「うなぎ」「ねこまんま」などを題材に「己の食い意地をマンガに書いて、昇華させて」行きます。

それが滑稽なのは承知の上。

そして「とんかつ」の章で、今の世相に斬り込むかのような名言が飛び出します。

「ものは口で食って腹で判断しろってんだ。頭で食うんじゃねえぞ。」

いや、ごもっとも。

 

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.820日連続更新を達成しました。 すき焼き「ちんや」六代目の住吉史彦でした。

 

Filed under: 色んな食べ物 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)