長寿企業の知恵⑩

ネットTV番組『Story 〜長寿企業の知恵〜』に出演させていただきました。

この番組は、創業100年を超える老舗企業の経営者をゲストに招き、長寿企業の経営者が持つ知恵や理念、思いを語る、というものですが、思いがけず好評で嬉しく思っています。

こちらのURLで今でも視聴可能ですなのですが、全長50分と少々長いし、そもそも動画は音が出せる環境でないとダメなので、文字情報が欲しいというご要望をいただきました。以下に公開してまいります。

(長いので15日に分けてUPしています。今日は、その10日目です)

 

<ナレーション>〜心に刻む、言葉と想い〜「言魂」3つ目のテーマは…「言魂」。心に刻んだ言葉、そして想い。現在、代表を務める住吉史彦が、先代や家族から受け取った“メッセージ”の裏に隠された思いに迫る。

石田「続いては『言魂』ということで、先代や家族から受け継いだ印象的な言葉やそこに隠された想いについて伺っていきたいと思います。」

住吉「本当の資産は財務諸表に載ってない」~これは、Antoine de Saint-Exupéry(サン=テグジュペリ)(1900-44年)の、What is essential is invisible to the eye.(「かんじんなことは、目に見えないんだよ。」)

をパクって、住吉史彦が考案した~気になっていますが、もしかしたら私より先に言った人がいるかもしれません。確認できていません。」

朝岡「その言葉を大切にするようになったきっかけは?」

住吉「この言葉を初めて学校で習った時はピンときませんでした。経営に当て嵌めて、さらに3.11の大震災と浅草対談本を経験してから、腑に落ちるようになりました。」

朝岡「その言葉はどのような影響を与えた?」

住吉「すべての人への接し方が根本的に変わります。お客さま、従業員、取引先、それから神様、仏様へもです。神様に御利益をお願いばかりしてはダメということです。」

石田「現在、社長自身が心に刻んでいる言葉は?」

住吉「カネカネ・ストーカーに成るな!」ですかね(笑い)大学の同期で落語家の立川談慶(タテカワ・ダンケイ)君の迷言ですが、上と似た意味です。「カネカネ言ってる奴ってさ、カネに対してストーカーになってるんじゃないのかなあ。カネも女もさ、追いかければ逃げるんだよ。」(『なぜ与太郎は頭のいい人よりうまくいくのか』(日本実業出版社)という本に出てきます。)

 石田「自身に、大きな影響を与えた方は?」

住吉「経営のご指導をいただいている、二条彪(にじょう・たけし)先生です。先ほどあげた言葉は自作ですが、同じ趣旨のことを指導しておられまして、それを自分なりに解釈したら、「本当の・・・」になりました。」

朝岡「自身が社長に就任することはいつ頃から考えていた?」

住吉「浅草寺幼稚園のお遊戯の時間に、そう言ったらしいです。だから5歳(笑い)」

 

<業界での取り組み。長寿企業と地元地域>

石田「現在、地域での活動や同業者との取り組みなど行っていることは?」

住吉「ウチの裏通りである「雷門横丁」の<この続きは、明日のこのブログで>

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.804日連続更新を達成しました。 すき焼き「ちんや」六代目の住吉史彦でした。

Filed under: すき焼きフル・トーク — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)