大食い世界一決定戦!

私はその番組を勿論視なかったのですが、

「2016年1月1日にテレビ東京にて放送された、「大食い世界一決定戦! Battle of Big Eaters! World Championships」に対し、一部の視聴者から内容を疑問視する声があがっている。」そうです。ネットで見つけたところによりますれば、

「日本、台湾、イギリス、アメリカの大食い選手が国別でチームを組み、最終決戦は勝ち残った日本とアメリカという組み合わせになった。その決勝戦に出された料理が、あまりにも日本が有利だというのだ。」

「勝負は、同じ料理をどれだけ食べられたか競うものとなっているのだが、最終決戦に出された料理は「すき焼き丼」だったのである。今まで勝負に使われてきた料理はピザ、ハンバーグ、海老のチリソース、サンドイッチなど、世界的にポピュラーなものばかり。」

「それなのに、最終決戦は日本人に有利な「すき焼き丼」。確かに「スキヤキ」という料理名は世界に広まっているが、実際に食べたことがある外国人は限りなく少ない。」

「海外でポピュラーではない料理を日本とアメリカの最終決戦に使用したことにより、「日本人に有利に働くのは当然だ」との声が出ているのだ。」

これを視た視聴者がTwitterにクレームをたくさん書き込んだそうです。

「大食い世界一決定戦、決勝戦でアメリカ人が普段食べない生卵使ったすき焼き丼は、ちょっとズルい気がするのは気のせい?」

「すき焼き丼はズルいわ」

「正直アメリカ人にすき焼き丼はずるくない?」

「すき焼き丼とか日本くっそ有利やんけ」

「ここですき焼き丼か。アメリカ人に玉子が受け入れられるのか?」などなど・・・

日本人に有利以前に、「大食い番組」に私は勿論反対ですよ。

それでも低レベルの視聴者はこの通り面白がっているらしく視聴率が見込めるから、BPOが一度正式にダメ出ししてくれないと、今後も放送され続けるような気がします。

実際、去年の1月にも視聴者からBPOに下(↓)のような意見が提出されています。

「正月に大食いスペシャル番組を見たが、あまりに馬鹿げていて怒りが込み上げてきた。世界には飢餓で苦しむ人や病気で食べられない人が何億人といる。大食いを競うことは「食」に対する冒涜であり、弱者への思いやりがない行為である。このような番組を企画立案するテレビ局の神経を疑ってしまう。」

これを機会に提訴しようかなあ。

・・・なんてことする程、当方ヒマでも野暮でもないんですよね。

誰か代わりに訴えてもらえませんか。すき焼き屋の代理として。

それにしても、どーでもいい話題でしたね、今日は。お忙しい中読みに来て下さった皆さん、ごめんなさいでした。

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大晦日

旧臘大晦日の、現場の光景二題

 

<その一>

指を2本立てて、無言で入って来られたお客様がいたので、二名様の東洋系の外人さんだと思い、

We have a room, but until 5:00.

と言ったら、

日本人ですけど!だって。

最初から日本語話していただけませんかね。

 

<その二>

毎年大晦日に見えるお婆ちゃま、今年九十歳に成られたと言う。

二十歳の頃から見えているというから七十年間。在り難い話しです。

来年もお元気でお越しくださいまし。

 

また今年も年が過ぎて行きました。

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400字

料理業界の出版物の為に、文明開化の食について、400字に纏めて書いて欲しいと言われました。

よ、400字ですか、キビしいですねえ。

このブログの古くからの読者の方は、2010年7月4日号にそういうことを書いたのを覚えておいでかと思います。ですので、今回はそれを纏めに纏めて400字に致しました。

<以下お読み下さいまし>

アメリカの初代駐日総領事ハリスが駐在を始めたのは1856年のこと。領事館が置かれた伊豆下田・玉泉寺には、牛を屠殺した場所つまり日本初の屠殺場に供養塔が設置されている。そのハリスの努力で函館・新潟・神奈川・兵庫・長崎が開港、外国人居留地が設置され、その周囲の日本人に欧米の食文化が伝えられた。居留地近辺に開業した西洋料理屋の中には今日まで営業を続けている店もある。また各国使節や要人を饗応するために西洋人の料理人が来日するようにもなった。一方、外国人が肉を食べる様子を見て、従来隠れて肉を食べてきた日本人も次第に肉を大胆に食するようになる。江戸時代日本人が食べられた肉は、彦根藩の牛肉味噌漬や「ももんじや」の猪鍋などに限られていたが、幕末には牛鍋屋が次々と開業し始めた。明治維新後は政府は文明開化政策を採り、福澤諭吉が『肉食之説』を唱えたように知識人が肉食を啓蒙した。また軍隊が西洋料理を採用して兵に食べさせたことで、西洋料理・肉食が国民の隅々まで拡がって行った。

<終わり>

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小ザシ

とあるご取材で、すき焼きに向いている肉とはどういう肉ですかと尋ねられました。

色んなことがありますが、今日は「小ザシ」についてお話ししてみたいと思います。

さて「小ザシ」とは赤身とサシが細かく入り組んでいる肉のことを言います。

対する言葉として「粗(あら)ザシ」がありますが、こちらは脂肪が塊になっている状態を言います。

で、すき焼きに向くのは「小ザシ」です。

なぜか?

すき焼きは、実は焼かないで煮る料理だからです。

和牛の大きな特徴である「和牛香」は温度が80℃位の時にたくさん出ることが知られているのですが、煮ると温度が100℃以上にならず、「和牛香」が出易い温度が保たれます。逆に肉を焼いたり、揚げたりすると100℃を超えてしまうので、香りの出方が今市と成るのです。

すき焼きは「和牛香」を最も楽しめる食べ方だと言い換えても同じことです。日頃食の細ったお爺ちゃんが香りに食欲をそそられて、「ウチのお爺ちゃんはすき焼きだとたくさん食べるのよねえ」ということになる理由はコレです。

で、次に肉のどこから香りが出るか、ですが、それは

赤身とサシの境目の部分です。タンパク質と脂肪を接合している物質が加熱された時に香りを出すようです。

結局ですが、赤身とサシが細かく入り組んでいる「小ザシ」の肉が、香りをたくさん出すので、すき焼きに向いているということになります。

皆さんも、一度「小ザシ」「粗ザシ」を比べてみると面白いかもしれません。

 

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トマトすき焼き

住吉さんは「トマトすき焼き」については、どう思われますか?

と聞かれることがあります。

日本料理「三田ばさら」の小山裕久さんが2011年頃に出されたメニューのことですね。

甘い・辛いのすき焼きに酸味を加え、「甘、辛、酸のトライアングルを作ることで、味に奥行きと深みが出る」ようにしたものですから、当初から美味しいとは私も思っていましたが、継続的に提供し続けるご意志がおありかどうかと思っておりました。

ところが、それから5年、今でもたまに話題になるということは、続けておられるのですねえ。それは立派なことだと思います。

で、どう思うか、ですが、私は鍋の中は旧来の甘い・辛いのすき焼きにしておいて、酸味はつけあわせとしてお出ししているピクルスか、あるには酒で補っていきたいと思っています。

もう一つ作戦として、卵を工夫して酸味を加えるという手は「あり」かもしれません。もちろんチョイスの一つとしてですが。

洋食では、オムライスにトマトケチャップをかけますね。中身は挽き肉。あれと同じ塩梅です。

そう、私は今私は洋食をイメージして、「卵を工夫」と言っています。

「トマトすき焼き」は「和食の基本を極めた小山さんにしか発明できなかった逸品」と評価されているそうですが、私は洋食方向への改良も面白いと思っています。

今年のテーマの一つにしたいです。

 

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負の連鎖

正月の報道特番が、世界の「負の連鎖」を大きく採り上げていました。

もちろんテロ→空爆→テロ→空爆→テロ

という連鎖のことです。それを止める方法について私には何の見識もありませんが、それを視ながら、料理屋にも「負の連鎖」があるよなあ、と思いました。

客の理不尽な振る舞い→店員の不親切な接客→理不尽→不親切→理不尽

というヤツです。

これを断ち切ることが料理屋の店主にとって極めて大事だと思います。

こういうことになりがちなのは、『お客様は神様です』という言葉を、客は何を言ってもやってもOKと曲解してしまっている人が多いからです。

三波春夫さんの言った『お客様は神様です』の真意は、株式会社三波クリエイツさんが公式サイトで説明している通り、何でもOKとは違うものです。 そのサイトによりますと真意は、

「歌う時に私は、あたかも神前で祈るときのように、雑念を払って澄み切った心にならなければ完璧な藝をお見せすることはできないと思っております。ですから、お客様を神様とみて、歌を唄うのです。」

客=神と思って唄えということは逆に言えば、現実の客は神ではないという意味です。だから個々の客の理不尽な要求に店員が合わせることはない、という結論になります。

例えば、実際の問題として、午後2時半からの予約の時間を早めて欲しい、それが出来ないのなら予約をキャンセルするぞ!という電話がかかってきた時に、それを受けた者はどうしたら良いのか?私は、

はい、未だ前の方が食事をなさっていますから、早めることは出来ません。お代は頂戴致しますが、それでもキャンセルなさいますか?

と返しています。度を越した勝手な振る舞いを私は認めません。一方、ご病気やお怪我の場合はお代はいただきません。

そして、それ以前に、お人柄が素敵な方がたくさん来て下さるように努力をしています。

すき焼き思い出ストーリー、すき焼き川柳、記念日割引制度など、みなその為です。素敵なお人柄の方々で店がいっぱいになれば、店のスタッフも気持ち良く働けます。

この店の中だけは「負の連鎖」が生まれないようにしたいものです。

 

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台東区の歌

年始5日台東区役所の賀詞交換会がありましたので、出席してきました。

が、5日は未だ松の内で店が忙しく、ビールや軽食も用意されているのですが、私は楽しんでしまうというわけには行かず、皆さんに挨拶だけをして退散しました。

さて、この会で毎年気になることが一つあります。冒頭「君が代」に続いて「台東区の歌」を全員で斉唱するのですが、参加者がほとんど歌えないのです。長野県の県歌を、県民は全員歌えるそうですが、台東区民は歌えません。歌っている人も、なんだか気乗りしない感じで歌っていて、溌剌と歌っている人はほとんどいません。チト残念な雰囲気なのです。

この曲について、作詞家や作曲家について知れば、もう少し熱心に歌うはずだと思うのですが、私の知る限り、社会人が学ぶ機会はありません。

ですので、この際、ここでご紹介したいと思う次第ですが、まず作詞家は、

土岐善麿(ぜんまろ)。歌人で国文学者。西浅草の寺の子として生まれ、新聞記者を経て、早稲田大学教授、国語審議会会長。お能の新作を書いたこともあるとか。

全国の非常に多数の学校の校歌を作詞していて、台東区立浅草小学校の校歌もこの方の詞です。私も歌いました。だから作詞がこの方というのは至極順当な人選と思います。

一方、大変興味深いのは作曲の渡辺浦人(うらと)。

日本支配下のソウルで教員の子として生まれ、やがて東京に移って、東京音楽学校でヴァイオリンを学んだいうことですから、一応上野に縁がありますね。

代表作は映画音楽「赤胴鈴之助」、テレビ音楽「おそ松くん」ですが、戦前はバリバリのクラシックの作曲家で、オーケストラ用に「すめろぎの御旗の下に」、交響組曲「大和心」、交響詩「闘魂」などを書いていました。賞を獲ったり、演奏機会に恵まれたりしていたそうで、その為戦後に戦争協力者とみなされてしまいました。

で、戦後は映画・テレビの音楽や校歌を書いたり、音楽教育に力を注いだそうで、指揮者の山本直純さんを育てた人でもあるそうな。

さてさて、その二人を組ませて昭和39年(1964年)(=オリンピックの年)に「台東区の歌」は出来ました。

その時の経緯を知っている方が未だお元気なら、是非今の内にインタビューしておいて、是非この曲と渡辺浦人に焦点を当てたレクチャー・コンサートを開いて欲しいなあ、最後は客席参加で大合唱とか出来たら良いな!と思うのですが、区役所さん、いかがでしょうか?

そうそう、ついでに申せば、庁内の所管が総務課総務係というのは感心しません。文化振興課に移して、文化財として大事にしたらどうかと思います。

おっと余計な提案はこの位にして、内容に戻りますが、一番の詞が、

♪鐘は上野か さくらに蓮に 文化の花も さき競う♪

♪大慈大悲の ひかりをうけて 月も清かれ 隅田の流れよ♪

と仏教ネタ満載なので、どうも皆さんが景気良く歌えないのかもしれません。

しかし3番の最後の詞つまり結論部分は、

♪進むちからよ 新しく♪

ですし、楽譜の最初に

「Allegretto 元気に明るく」と指定されているので、元気に明るく演奏するのが作者の希望だったと思います。

にも関わらず、原譜に書かれている「Allegretto 元気に明るく」が台東区役所の公式サイトで脱落しているのは手落ちと思いますよ。修整していただきたいと思います。

それにしても、ですよ、我が義塾の同窓生の皆さん、♪進むちからよ 新しく♪って、どこかで聞いたことありませんか?

♪勝利に進む我が力常に新し♪(慶應義塾の応援歌「若き血」、昭和2年)

から「勝利に」「我が」「常に」を取って、順番を入れ替えると、

♪進むちからよ 新しく♪と成ります。

実は土岐善麿の校歌は信時潔が作曲を手がけたものが大変多いとかで、その信時の代表作は何でしたか?

「慶應義塾塾歌」(昭和15年)ですよね。(「海ゆかば」も有名ですが、今日はその件はさて置きます。)

それに善麿さんは早稲田ですから早慶戦で「若き血」をさんざん聞かされていた筈です。

え? 歌人が早慶戦なんか観に行ったのか って?

行ったと思いますよ、善麿さんはアクテイブな人ですから。新聞社の部長だった1917年(大正6年)に東京~京都間の「東海道駅伝」を企画して大成功をおさめたそうで、ちなみにこれが「駅伝」の起源です。

ですので善麿さんが「若き血」をパクって、いや、インスパイアされて♪進むちからよ 新しく♪と言った可能性が考えられるわけです。

実際、2番の♪つきぬいのちに 若やぎて♪に続けて♪勝利に進む我が力♪と(半音上げてですが)歌っても感覚的に全く違和感ありません。

このように色々申してきましたが、この歌は、是非応援歌のように、元気に明るくに歌うのが正しい、イメージは「若き血」というのが本稿の結論です。

区民の皆さん、是非楽譜をこちらから、入手なさってみて下さい。

 

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営業停止処分

ほう、そういう場合は即刻閲覧できなくするのですね。素早い対応です。

報道によりますと、

「岐阜県は、同県大垣市の「割烹旅館菊水」が食中毒を出して12月22日から5日間の営業停止処分になっていたにもかかわらず、22日夕に団体客52人に食事を提供していたと発表した。県は営業停止期間の延長か、営業禁止処分にするか今後検討する。旅館側は取材に「予約をそのまま受けてしまった。反省している」と話している。」

ま、まじですか。勇気ありますね。

「県によると、菊水で12日に食事をした58人のうち、38~84歳の男女18人が下痢などを発症した。客4人と従業員1人からノロウイルスが検出されたため、県は営業自粛を要請。22日午後6時から5日間の営業停止とする処分を決め、大野代表に通達したが、22日午後5時から8時にかけて、客に食事を提供していた。52人の中に体調不良を訴える人はいない。県が22日に食中毒を発表し、取材で訪れた報道関係者が営業しているのに気付いた。」

・・・だそうですが、これは大変珍しいケースです。

で、私は、この旅館さんがネットにどういうことをUPしているのか、興味を持って見に行ったのですが、自社の公式ページは無いらしく、在るのは、「ぐるなび」さんと「食べログ」さんの中のページ。

両方とも、この旅館さんの部分が閲覧できなくなっていました。GJ。

一方「じゃらん」さんの中のページは見えていて、こんな(↓)書き込みが。

「不満なのは不衛生と感じる点です。掃除道具が目に見える場所にあり、はやり壁紙も剥がれたまま。風呂場の蓋は長年使用しており、カビが、、。見えない場所にしまって欲しい。」(2015年8月23日の利用者の投稿)

イタタタ。

そしてさらに素敵なオマケも。

「じゃらん」さんは今時やかましい「リマーケテイング」をやっていたらしく、私は「菊水」さんの部分を開けたことでそこに「タグ付け」されて、その後他の色んなサイトを開けた時に、広告欄に「菊水」さんのバナーが出てくるようになってしまったのです。

ここまで来ると、悪い冗談ですな。「じゃらん」さん、もう少し頑張りましょう。

 

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無益なシェア争い

経済誌「ダイヤモンド」での、「史上初」キリン・アサヒ社長対談「もう無益なシェア争いはしない」を興味深く読みました。

シェア競争から脱したいと二人して語っているのです。

「シェア競争から脱し価値競争に移行することで適正な利益を得る。それを原資に再投資する。思い切って海外に打って出てもいい。」(アサヒさん)

「価値」をめぐって競争するのが業界の本来あるべき姿だと思います。」(アサヒさん)

「競争分野と非競争分野を分けることです。」(キリンさん)

ここで「価値競争」とは、例えばキリンさんが東京・代官山にクラフトビール専門の飲食店である「スプリングバレー」を開いて、小さいクラフトビール市場のマーケットを大きくしようとしていることを言うそうです。

なるほど。結構なんじゃないですかね。

ビール業界でこういうことが話されているのは、深刻な市場縮小が進行しているからです。

人口減少、少子高齢化、そして若者の酒離れを背景として、1994年に714万キロリットルだった出荷量が2014年には541万キロリットルになったそうです、この減少量はビール大手1社分の販売量に相当するそうです。大変なことです。

で、「協調しましょう」という話しです。弊社も参考にしたいと思います。

もっともビール業界には、ここに出てこないサントリーさんが居て、昨年9月に新製品「ザ・モルツ」を投入。大量広告と低価格攻勢をかけているので、すんなり「価値競争」に入っていけるかは至って不透明です。

この件、注目ですね。

 

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大寒卵2016

今年の「大寒」は1/21です。

風水は、大寒の日に産まれた卵を食べることを勧めているとかで、それを「大寒卵」と言うそうです。

これを、あながち迷信と片づけない方が良いと思います。

寒い時期に産まれた卵は栄養価が高いからです。

大寒は一年で最も寒さが厳しくなる頃です。鶏はその寒さで本能的に産卵数が少なくなりますので、その中でも産まれた卵は、必然的に栄養価が高まります。

風水が面白いのは、それを金運と結びつけたところです。

「大寒の日に産まれた卵を食べると金運が上昇する」と言うのだそうです。

ただ「健康に良い」と言うより、そちらの方がそそられますね。上手いことを考えたもんです。

会社の社員さんに一個ずつ配るとかしたら面白いと思います。

さて「ちんや」精肉売店でも、この大寒卵を販売します。

寒い所の卵が良いわけですから、特に寒い所=日本海の風雪を浴びるような所で鶏を育てている養鶏場から卵を取り寄せることにしました。

その養鶏場は、新潟県村上市の「オークリッチ」さん。

今年の分は、まだ届いておりませんので画像をお見せできませんが、栄養価の高さを感じていていただけると思います。

数に限りがありますので、予約販売致します。既に受付開始していますので、「今年は一旗・・・」と心に決めておいでの方は、どうぞお急ぎ下さい。

 

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