2016年1月17日
トマトすき焼き
住吉さんは「トマトすき焼き」については、どう思われますか?
と聞かれることがあります。
日本料理「三田ばさら」の小山裕久さんが2011年頃に出されたメニューのことですね。
甘い・辛いのすき焼きに酸味を加え、「甘、辛、酸のトライアングルを作ることで、味に奥行きと深みが出る」ようにしたものですから、当初から美味しいとは私も思っていましたが、継続的に提供し続けるご意志がおありかどうかと思っておりました。
ところが、それから5年、今でもたまに話題になるということは、続けておられるのですねえ。それは立派なことだと思います。
で、どう思うか、ですが、私は鍋の中は旧来の甘い・辛いのすき焼きにしておいて、酸味はつけあわせとしてお出ししているピクルスか、あるには酒で補っていきたいと思っています。
もう一つ作戦として、卵を工夫して酸味を加えるという手は「あり」かもしれません。もちろんチョイスの一つとしてですが。
洋食では、オムライスにトマトケチャップをかけますね。中身は挽き肉。あれと同じ塩梅です。
そう、私は今私は洋食をイメージして、「卵を工夫」と言っています。
「トマトすき焼き」は「和食の基本を極めた小山さんにしか発明できなかった逸品」と評価されているそうですが、私は洋食方向への改良も面白いと思っています。
今年のテーマの一つにしたいです。
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