葱は葱屋

久しぶりに葱問屋さんを訪ね、葱について色々と教えて貰いました。

葱問屋「葱雅」の岡本さんが今回強調しておられたのは、葱の根を切らずに輸送・保管することの大切さでした。

岡本さんは根を切ってから三日ほど経った葱を保管していて見せてくれたのですが、葱の「巻き」の部分が完全にズレて、芯が飛び出してしまっていました。業界ではこれを「出べそ」と言うそうです。

当然乾燥してしまうので、美味しくありません。

「葱雅」さんが日頃取引している、近県(埼玉、千葉、茨城)当たりの農家さんなら、根を付けたまま配送してくれるのでOKなのですが、遠方の農家さんだと輸送の都合で根が切られてしまうことも多いとか。

根を少しだけ残して切る機械もあるものの、機械の精度が高くなく、切る場所が上過ぎて根がまったくなくなってしまうこともあるとか。

そういう物が箱詰めされて流通すると、外から中が見えませんから、残念な葱を買うことになってしまいがちです。

やはり餅は餅屋から、葱は葱屋から買うのが良いようです。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。 弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし、本日は4.247本目の投稿でした。

Filed under: すき焼きフル・トーク,色んな食べ物 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)