品川駅

緊急事態が明けて、テレワークしていた方々が出勤するようになりました。

そして、その出勤風景を撮る場所の定番は、品川駅港南口(東口)ですね。

長い通路を、引いたアングルで撮影すると、人々が集団で雲霞のごとく進む様子が撮れます。口の悪い人は「社畜回廊」と言うそうです。

実は、この通路を、私もたまに利用します。

港南口に東京都の食肉市場があるからです。

以前、2000年頃まで港南口には市場と東京水産大学くらいしか、目ぼしい建物がありませんでした。

今「回廊」になっている所には、広大な貨物ヤードがあり、通路は地下に設けられていました。その通路は、肉の市場に行く人くらいしか利用しないので、やたらと暗くて寂しく、陰気な気分にさせられたものでした。

街はすっかり近代化し、ビルが立ち並び、働く人も増えましたが、市場は今でも同じ所にあります。

1936年に市場が開場した時は、駅の東側は埋立地だったとか。当時の輸送手段は鉄道がメインでしたから、牛さんは貨車で運ばれてきて、直接市場に乗り入れ出来るようになっていました。

様変わりとは、このことです。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。 弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし、本日は4.243本目の投稿でした。

Filed under: すき焼きフル・トーク — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)