エレベーターの日

11月10日は「エレベーターの日」だったそうです。

そして、その由来は浅草に関係がありました。

1890年11月10日に日本初の電動式エレベーターが浅草の「凌雲閣」に設置・公開されたことにちなんでいます。(一社)日本エレベーター協会が、そう制定したそうです。

「凌雲閣(りょううんかく)」は通称「十二階」。当時日本一の展望塔でした。ヒットアニメ「鬼滅の刃」の浅草のシーンにも出てきますね。関東大震災で倒壊するまで帝都随一の観光名所でした。

が、そのエレベーターの調子は良くなかったようです。

開業当日より故障が頻発。翌年には使用中止になり→訴訟沙汰となったようです。日本エレベーター協会のサイトには、その辺りは勿論詳しく書いてありませんが、有名な話しなので、浅草の人はかなりの確率で、この件を知っています。

この件が有名になったのは、日本初の美人コンテスト「東京百美人」が開催されるキッカケが、このエレベーターだったからです。

エレベーターがない中で十二階までお客さんに階段を上がっていただくのは大変です。そこで階段の壁面に美人達の写真を貼り付けることにしたわけです。それが「百美人」。 皆さん、エレベーターに乗ったら、美人コンテストを連想しましょう、是非。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。
弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし本日は3.913本目の投稿でした。日頃のご愛読に心より御礼申し上げます。

今後は3.939本を目指して頑張って参ります(笑)

Filed under: 憧れの明治時代,浅草インサイダー情報 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)