締めの定番
弊ブログの11月1日号に書きました通り、河治和香先生の『ニッポンチ!』が単行本になり、その出版記念会が「駒形どぜう」さんで開催されましたが、そのおりに珍しいことがありました。
どぜう汁には一番小さいどぜうが使われます。それとささがき牛蒡を江戸甘味噌の「ちくま味噌」に入れてあるのがどぜう汁ですが、
「丸鍋で始まりどぜう汁で締める、これぞ駒形の定番」
とされています。どぜう汁をすすりながら、白いご飯を食べるのが、締めのお約束です。
だから通常はすぐに出てくることはないのですが、この日の宴会はコロナ下の宴会です。和香先生と駒形のご主人は事前にPCR検査を受けたとか。短時間で食べて、早めに宴会を終えないといけません。
で、どぜう汁が、宴会が始まってすぐに出てきたのです。まだ丸鍋に着手したばかりです。その瞬間私は、
えー?! もう汁が出て来るの!せわしないなあ・・・
と思ってしまいましたが、飲んでみて、
これも悪くないかも!
と思いました。
どぜう汁は通常、宴会の終盤に出ますから、その時点でこちらは満腹しています。食欲が満たされた状態で汁を飲まないといけないですが、この日は未だ食べる気満々の時点で出て来ました。
食して、
旨いです。
宴席に「ちくま味噌」のご主人が参加しているせいか、いつもより濃いような・・・
実に旨いので、おかわりしてしまいました。
コロナがなければ、この体験はなかったかもしれません。
追伸、11月3日は火曜日ですが、祝日に当たりましたので、「ちんや」は営業致します。どうぞ、ご利用下さいませ。
本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。
弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし本日は3.902本目の投稿でした。日頃のご愛読に心より御礼申し上げます。
今後は3.939本を目指して頑張って参ります(笑)