国芳一門明治浮世絵草紙

河治和香先生の『ニッポンチ!』が単行本になりました。

出版記念会が「駒形どぜう」さんで開催され、お招きいただいたので、参加させていただきました。

和香先生が、「駒形どぜう」の三代目を主人公にした小説『どぜう屋助七』(2013年)にウチのご先祖を登場させて下さって以来、新しい作品を楽しみにしておりますが、今回は明治の浮世絵師を主人公にした小説です。

これまで文芸雑誌「qui-la-la」(きらら)で連載されていて、登場する絵師の作品がウチにあったりしますので毎回楽しみにしておりましたが、それがついに単行本になりました。めでたいです。

登場するのは歌川国芳門下の絵師たちと娘の芳。国芳には歌川芳虎、芳艶、芳藤、落合芳幾、さらには月岡芳年、河鍋暁斎といった弟子がいましたが、国芳が幕府に逆らう位の人だったので、弟子達の性格も皆ユニークで。その人物描写もまた、この小説の面白いポイントですね。

皆様もご購読を。

『ニッポンチ! 国芳一門明治浮世絵草紙』

小学館刊行 ISBN9784093865968

追伸、11月3日は火曜日ですが、祝日に当たりましたので、「ちんや」は営業致します。どうぞ、ご利用下さいませ。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。
弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし本日は3.900本目の投稿でした。日頃のご愛読に心より御礼申し上げます。

Filed under: 憧れの明治時代,飲食業界交遊録 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)