2020年11月4日
都構想
「大阪都構想」が住民投票で否決となり、その理由について様々に解説されています。
その中で、大阪24区が合併で4区になることが嫌われたという説明がありました。大阪市民は「市愛」が強いので、それが亡くなるのはイヤだし、「区愛」も強いので、それが亡くなるのもイヤだ。
というワケでして、東京都台東区民の私としてはナルホドと思ってしまいました。もし今、
もし1947年に戻って浅草区と下谷区を合併して台東区にする→YESかNOかと聞かれたら、浅草区民のどのくらいが賛成するでしょうか。
台東区以外にも、東京の現在の区名の中には戦後のドサクサで合併・命名したものがあり、「無理繰り」なものがあります。例えば大田区。
この区名の由来は、太田さんが統治する区では勿論ないです。戦前の「大」森区と蒲「田」区を合体させて新造した地名で、無理繰りですよね。「蒲森区」にした方がまだマシだったと思います(笑)
赤坂には、どう探しても港がありませんが、「港区」に入っているのは、芝区、麻布区、赤坂区が合体して港区に成ったからです。
「台東区」というネーミングも全く馴染みがない中で制定されました。今でも浅草は墨田区だと思っている人がいます(本当です)
そのように造られた東京23区と比較すると、今の大阪の24区はエリアがグっと小さく、その分地元の方には身近な名前だと思います。感覚としては浅草区や下谷区に相当するのではないでしょうか。
その名前が亡くなるのはイヤだと思った人がいたとしても、まったく不思議ではないと思います。
本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。
弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし本日は3.903本目の投稿でした。日頃のご愛読に心より御礼申し上げます。
今後は3.939本を目指して頑張って参ります(笑)
Filed under: 浅草インサイダー情報 — F.Sumiyoshi 12:00 AM Comments (0)