和牛商品券

今回のウイルス問題では、色んな人や物が炎上しましたが、その中でも結構目立ったのが「和牛商品券」ではないでしょうか。
猛烈な批判を浴びているにもかかわらず、最終的に自民党の補正予算案にはこの「和牛商品券」が盛り込まれる見通しだとかで、政府がこのまま採用すれば、本当に「和牛商品券」が国民に配られることになるそうな。
スバラしい。
いや、間違えた、この券を応援すると私自身も炎上しそうです。国民の目線は、少なくともネット上ではかなりキビシいからです。
首都東京の封鎖まで取り沙汰される中、政治家が贅沢品を推すことに反発は強いようです。
和牛のように特定の品目、しかも国民にとって必要性が低いものを税金で支えようというのは、なかなか難しいかもしれません、日本は民主主義ですからね。
和牛農家さんの状況は本当に廃業寸前の厳しさです。市場価格は3割以上下がり、あまった在庫は数か月分くらいになっているという話しも聞きます。ウチの店の状況から推測しても、今後「3割下落」では済まないと思います。猛烈な逆風です。
しかし世間からの同情は少ないようです。俳優協会会長の西田敏行さんが、俳優は文化を担うのだから救って欲しいと訴えた時も批判が殺到したそうですが、似たような状況ですね。
日頃「国の宝」とか言っていただいていても、こういう状況が来ると、やはり立場がないのだなあと痛感します。
そう言えば、私の「適サシ肉宣言」の時も、賛成意見の次に多かったのは反対意見ではなく、「自分には関係ない」「どうでも良い」という意見でした。
コロナ終息を祈念します。「アビガン」が治験に入るとか、期待しております。

追伸
3日15日より「しゃくなげ和牛」のメニューをお出ししています。福島復興の一助になればと存じます。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。
弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし本日は3.684本目の投稿でした。引き続きご愛読を。

Filed under: ぼやき部屋 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)