2020年3月20日
おいしい俳句
『おいしい俳句』
「すきや連」でお世話になっている向笠千恵子先生の新著です。
向笠先生はフードジャーナリストの「先駆け」と言える方ですが、俳人でもあり、俳句エッセー本としては、これが第二弾です。
「俳句エッセー」というのは、句集とは少し違うということです。
最初から最後まで俳句が多数ならんでいる本つまり句集は、私なども読んでいると、正直、集中力を失うことがありますが、この御本は違います。
季節の食材名が並んでいて、それぞれに解説や生産者さんの紹介があり、プラスその食べ物が出て来る俳句が紹介されます。その句について向笠先生の解説が付くので読み易いです。もちろん先生ご本人の句も載っています。
句集が苦手だという方でも、食べ物に興味があれば読み進められると思います。
個人的には、夏のどぜう鍋、冬の桜鍋や鮟鱇鍋の項目を面白く読みました。
単行本: 264ページ
出版社: 本阿弥書店
ISBN-10: 4776814471
ISBN-13: 978-4776814474
追伸、テレビ出演のお知らせです。
NHK-BS「新日本風土記」鍋のしあわせ
本日3月20日(金)21時~
本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。
弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし本日は3.674本目の投稿でした。引き続きご愛読を。
Filed under: すき焼きフル・トーク — F.Sumiyoshi 12:00 AM Comments (0)