食のポリコレ

先日とある有名な料理長と話していて、その方が「食のポリコレ」に熱心でないことを知り、意外に思いました。そして、しかし話している内に、その方の方向が、やはり一番安心感があると思いました。
さて「食のポリコレ」とは、
一番老舗の「ベジタリアン」(肉と魚を食べない、乳製品は食べる)
それをキビしくした「ヴィーガン」(肉と魚だけでなく乳製品も食さない)
新手の「グルテンフリー」(小麦などグルテンを含有する食べ物はダメ)
イスラム教徒の「ハラール」
など色々ありまして、そして、こういった方々に接した時、どういう話し方をしたら良いかが「食のポリコレ」です。
「食のポリコレ」上NGなのは、
・「偏食」と決めつけて、それを公言すること。
・「面倒な食のこだわりがある人は、外食をしなければいい」と公言すること。
・「こんなにおいしいのに、なぜ食べないんですか?」と、しつこくすすめること。
などですね。
そして、それ以上にダメなのは、中途半端な理解で対応してしまうこと。
肉がNGな方は、肉に由来する出汁もNGなことが多いのですが、
出汁は大丈夫だろう!
と勝手に思うのは×です。料理して机なで運んでしまったら大変なことになります。
最初に書いた料理長は半端な理解はトラブルの元という考え方でした。私は、その方の方向が、やはり一番安心感があると思いました。
公言はしづらいですが。

Filed under: すき焼きフル・トーク — F.Sumiyoshi 3:43 PM  Comments (0)