活動報告

「すきや連」が発足10周年となり、記念の例会(第30回例会)を浅草で開催しました。事務局を担当しております私は、冒頭10年分の活動報告をしました。

事務局の住吉でございます。最初に出て来る人間の、人物の格としましては、「すきや連」旗振り役代表の向笠千恵子先生がよろしいのだろうと存じますが、今日は100人以上の大勢様が見えておりまして、「すきや連」に毎回見えている方ばかりではありませんので、これまでの活動の概要を、まずはお話ししてから、次に向笠先生のお話しを聞いていただいた方がよろしかろうと思います。そういう次第で私が最初に出てきております。よろしくお願い申し上げます。
さて「すきや連」の「そもそも」は、お配りした「開催報告」という資料の一番下に載っております。「百味」という、今はなくなってしまった雑誌がございました。グルメ、俳句、映画といった記事を載せていた雑誌でして、そこに向笠先生が2006年から08年まで「すき焼きものがたり」という連載をなさっていました。その企画は、たしか04年の冬に立ち上がり、05年辺りは取材ということで先生が今日見えているすき焼き屋さんを訪ねて行かれていた時期でしたから、すき焼き屋と先生とのご縁は、遡りますと、05年頃から始まっているということでございます。
この連載が面白かったので、平凡社さんが目をつけて、これを本にまとめよう!と言って下さいました。それが2008年10月15日ちょうど10年前に刊行された、『すき焼き通』です。すき焼きの本ですから、刊行披露会もすき焼きで致しました。
で、この宴会が楽しかったものですから、また会いたいね。集まりたいね。となったのが、09年2月の新橋「今朝」さんの会でした。この時から会の名前を「すきや連」と言うようになりました。それ以降の活動内容はお配りした資料の通りです。読み上げますると大変時間がかかりますので割愛させていただきますが、今年5月の第29回まで、北は米沢、南は熊本までお訪ねさせていただきました。土地土地のすき焼きを頂戴し、ためになるお話しを聞き、食材の産地を見学し、あるいは花街に遊びに行ったこともありました。
それと並行しまして、もう一冊本を出しました。2014年の『日本のごちそう すき焼き』です。最初の本は新書でしたが、こちらは立派な単行本です。この時は、著者が向笠千恵子withすきや連ということで、それぞれのすき焼き店主もページをもって、自分の店のすき焼きについて、自分の土地のすき焼きについて書きました。
この時もお世話いただいたのは平凡社さんでした。このように本は2冊ともと平凡社さんでしたので、今日は平凡社の下中社長にも見えていただいて、後ほどご挨拶いただくことになっています。誠にありがとうございます。
あ、今気づいたのですが、資料に参加人数を載せるのを忘れましたね。だいたい50名、多いと60名ほどでございました。そして、その宴会の雰囲気は、私が拙い表現で語りますより、先ほどお見せした動画の通りです。笑顔画像がたくさんたくさん撮れました。私個人も、すきや連を始めましてから、すき焼きの宴会って、本当に楽しいなあ、良いなあ。という思いを強くしました。ご参加いただいた皆さんも、おそらくは同じように感じていただけて、また会おう!ということになり、それで10年間続いたのではないかなと思っております。
向笠先生はじめ、この10年間に関わっていただいた、全ての皆さんに、心より厚く御礼申し上げまして、活動報告とさせていただきます。誠にありがとうございました。本日もよろしくお願い申し上げます。

追伸⓵
東京商工会議所が主催する、第16回「勇気ある経営大賞」において、株式会社ちんやが「奨励賞」を受賞させていただきました。
受賞理由は、
「格付や等級ではなくすき焼きにあった肉の提供に向けた挑戦(適サシ宣言)」でした。
権威ある賞を弊社が受賞できましたのは、ひとえに皆様のご愛顧の賜物とあつく御礼申し上げます。

追伸⓶
今夏8月4日より「ちんや」ビル地下1階の「ちんや亭」が、
「肉の食べくらべレストラン」として再スタートしました。
今回すべての肉メニューに「ちょい食べサイズ」(ハーフサイズのこと)をご用意することに致しました。
くわしくは、弊ブログの8月4日号をご覧くださいませ。

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて3.155日連続更新を達成しました。
すき焼き「ちんや」六代目の住吉史彦でした。