もしかして
さてさて2016年ですが、今年はネット社会に突入して何年目でしょうか。弊店がホームページを開設したのは創業120年の時(=西暦2000年)で、今年は2016年ですから、日本でネットが普及し始めてザックリ20年~25年といったところでしょうか。
で、私が気にしていることは、どうやら、ネットは人を野暮にしてしまうようだ、ということです。
特にお金を使う場面で、どんどん野暮になっているように見えます。
料理や商店や旅館でお金を使って、
どうも高いなあ~
と感じた場合、貴女ならどうしますか?
いきなりネットの口コミサイトを開いて、コスパに低い点をつけてやりますか?
それは野暮の極みです。
まずは、もしかしてその店に自分が気づかない良い点が在ったのかも・・・
と考えてみましょう。
ある日私は、とある和食店で食事をして、
いやあ、高いなあ~
と思ったので、業界の別の知人にその件を話してみました。そうしましたら、返事は、
あの店は最近カウンターを直したんだけど、800万円とかする銘木を使ったらしいよ。それが原価にオンしたんじゃないの?
でした。め、銘木ねえ。その場で言ってくれないと分からないなあ。
コスパは、この時点で考えましょう。
(A案)そうか、銘木か。次回はその良さを体感したいから、再チャレンジしよう!
あるいは、
(B案)自分は申し訳ないが、銘木には興味を持てないから、もう行くのは止めよう。
高いなあ~と感じてすぐに、その不満をぶつけられる場が在るというのは、実に良くないと私は思います。「もしかして」と考える時間がないからです。
「もしかして」と考えれば成長できるんですけどね。
銘木に気づくことが出来る→粋人 という路線です。
さてさて2016年、人々はもっと野暮に成るんでしょうか。
あ、申し遅れましたが、皆様、新年あけまして、おめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。
追伸
年始の営業案内です。
年始=1月1日のみ休業し、2日から11日まで休まず営業致します。
どうぞ御利用下さい。
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