川柳の意味
10/9から「すき焼き川柳コンクール」を開催させていただいております。
現在までに届いた句は、このブログの11/13号に載せましたので、どうぞご覧ください。
応募用紙の配布は11/4で終了いたしましたが、受け付けは11/30までです。まだ投句なさっていない方は是非ご投句いただきたいと思います。
さて今日は、そもそも何故「すき焼き川柳」を始めたか、ですが、
世の中にはトリンプ社の「下着川柳」など企業が募集している、〇〇川柳が色々とありますから、単なるパクリとも見えましょう。まあ、仕方ないです。
でも、私は、そう見えましても、日本人とすき焼きの繋がりを、川柳を通じて再確認したいのです。
例えば今回投稿された句に、
「鍋の香を天国の父に届けたい」
というのがありました。生前の御父上はすき焼きがお好きで、何度も家族で鍋を囲んだのでしょう。そういう場面に食べる料理として、すき焼き以上のものを私は知りません。
家族の数だけすき焼きの思い出がありますから、それと同じ数の川柳が出来てもおかしくはないですね。
家族の思い出を書き記す方法として、「すき川」はとても素敵な方法だと、私は断言したいと思います。来年もコンクールを続けて行きたいです。
さらに申せば、ここで再確認できるのは、日本人とすき焼きの繋がりだけではありません。すき焼き屋に働く者にとっては、自分達の働く意味が再確認できます。少し大げさですが。
例えば、
「はは米寿 白寿もスキヤキリクエスト」
なんて、在り難過ぎて感涙ものです。
日々同じように仕事をしていると忘れがちなこと=自分達の働く意味=スキヤキをリクエストして下さった、白寿のお母様の為に働いているんだ、ということ、それを改めて知ることができます。それが第二の意味です。
こうして今回いただいた川柳の中の優秀な句は、「ちんや」の包装紙に刷り込もう、と思いまして、ただ今デザインを検討中です。
出来上がりがとても楽しみです。
品物を包むたびに在り難い気持ちに成れる、それが「ちんや」のすき焼き川柳です。
追伸①
NHK総合テレビ『月刊やさい通信』に出演します。
※なぜ、すき焼きにシュンギクを入れるのか?
※すき焼におけるシュンギクの役割
という内容です。是非ご覧ください。
11月24日(日)朝6:15~6:45
11月28日(木)昼12:20~12:43(短縮版)
追伸②
「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。
この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。
その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。
現在の笑顔数は370人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。
皆様も、是非御参加下さい!
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.354日連続更新を達成しました。
毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。