ふぐクイズ

 国会では、田中ナオキ防衛相を攻撃するため、自民党が「クイズまがい」の質問を連発しているそうです。

 これには身内の自民党からも苦情が出て、

 「クイズはやめた方が良いと思う」(マチムラ元外相)

 ありゃあ。やっちゃいましたけど、「ふぐクイズ」。

 2/10に「浅草うまいもの会」の新年会がふぐの「三浦屋」さんでありまして、その余興で、「ふぐクイズ」をやりました。

 「うまいもの会」のKM子会長は、新年会では「勉強になって、なおかつ楽しい余興をしたい」というお考えで、こうした余興は4回目=4年目です。

 一昨年、そういう余興を企画するように命じられた私が、考え出しましたのが、「すき焼きクイズ」でした。続いて昨年が「どぜうクイズ」。第3弾が「地域ブランドクイズ」です。で、今年が第4弾で「ふぐクイズ」です。

 それでは、皆さんも、どうぞ。

<「ふぐクイズ」>

〇か×かでお答え下さい。10問あります。

①明治時代、日本初のふぐ料理免許を取得した御店は、下関市の「しゅんぱんろう」でしたが、その「しゅん」は春秋の春、「ぱん」は長州藩の藩、「ろう」はシルクロードの楼蘭の楼である。〇か×か。お答え下さい。せいの、どん。(正解:×。「春帆楼])

②ふぐ毒で死んだ有名人と言えば、歌舞伎の八代目坂東三津五郎ですが、この時調理人に下された判決は業務上過失致死罪で禁固刑ただし執行猶予付き、という内容であった。〇か×か。(正解:〇)

③ふぐを食べることを禁止した人と言えば、豊臣秀吉ですが、その後も明治時代まで、ふぐ食は禁止されておりました。さて、その禁止令を解いたのは、明治の元勲・木戸孝允侯であった。(正解:×。伊藤博文公)

④ふぐ毒を乳酸菌で漬物にすることで分解し、おいしく食べる珍味と言えば、「ふぐの卵巣の糠漬け」ですが、その漬物が全国で最も盛んなのは、石川県である。(正解:〇)

⑤天然ふぐの水揚げ高第一位は福岡県、第二位は山口県ですが、養殖ふぐの水揚げ高第一位は佐賀県である。(正解:×。長崎県である。)

⑥関西では、ふぐ鍋のことを「てっちり」と言うことがありますが、「てつ」の語源は、ふぐが哲学者のような風貌をしているからである。(正解:×。鉄砲のように当たると死ぬからである。)

⑦肉の旨味成分と言えばアミノ酸ですが、フグ肉の場合、そのアミノ酸が最大となるのは、フグの死後24時間から36時間が経過した頃である。(正解:〇)

⑧ふぐ料理はふぐ調理師でないと取り扱うことができませんが、その免許制度は都道府県によって、資格取得の条件や難易度が異なっている。(正解:〇)

⑨ふぐと言えばヒレ酒ですが、おいしいヒレ酒をつくるコツは、ヒレを水に漬けておき、決して乾燥させないことである。(正解:×。漬けた後、天日干しをする)

⑩当・三浦屋さんには「ふぐの五箇条」が制定されていますが、その五箇条の内、第三条は「ふぐ料理は、好きなものを好きなだけ食べるべし」である。(正解:〇)

 優勝者には景品があり、一方、点数の低い方には罰ゲームとして「ふぐの顔」をしていただき、その画像をFBにUPすることにしました。

 なかなか傑作でしたよ、「ふぐの顔」。

追伸

 「台彪会」会長として、「ニッポン全国彪友会ー台東万博!」を計画しています。

 二条彪先生の門下生約200m人が集まる、一大交流会です。先生のメルマガを取っている方なら、どなたでも参加できます。

 2012.4.20(金) 浅草が燃えます。

 詳しくは、こちらをご覧下さい。

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて712日連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

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