なぜ売上数字を追いかけないのか
FBを見ていて、二条彪先生の勉強会でご一緒するFさんの「シェア」が目にとまりました。
その文章は【量的変化が必ず質に変わる】という一文で、沖縄教育出版・会長の川端保夫さんという方が書かれたものを、Fさんが「シェア」なさったようでした。とても良い話しなので、引用しますと・・・
「昨日、新人さん二人に毎日の仕事の心構えについてお話をしました。 なぜ売上数字を追いかけないのか。それは売上を追いかけると 売上が上がった日は自分にマルをつけられて元気がいい。売上が上がらない日が二日も三日も続くと 段々落ち込んできて、自分はこの仕事に向いているのか不安になる。」
「毎日の仕事にマルをつけられて365日充実した仕事ができる方法がある。それは成果を上げるためにたてた 声かけやハガキを出す行動量目標をクリアしたら毎日自分にマルをつける。」「量をしっかりこなしているうちに量的変化が必ず質に変わる。コップの水が一杯になったときあふれ出す臨界点に達したとき カタストロフィー(大転換)が起こる。 飛行機もスグには上がらない。助走があって空中に舞い上がる。」
「カタストロフィーが起こるまで毎日をマルがつけられる仕事をすることが 落ちこまないで仕事を楽しく充実してやるコツである。」(引用終わり)
弊店の場合、なかなかカタストロフィーまで行きませんが、それでも最近目標設定を変えました。
既に1月末の中間棚卸の後の、社員懇親会で宣言したのですが、
⇒弊店では、経営上の目標値を〇〇円ではなく、〇〇人にします。
状況が悪い中、売上が上がらない日が二日も三日も続くと 皆が段々落ち込んできてしまいます。気分が滅入ります。
お客様は、実は毎日見えていただいているのに、
@単価が低いなあ とか、
いやいや@単価が上がっても組単価が上がらないとダメなんだよな、
とかボヤキに入ってしまいます。
経営者がそういうことを考えることは、まあ、ありますが、現場の人間が、@単価の低いお客様を粗略にするような気持ちになったら最低です。贅沢を言ったらいけません。
目標を「〇〇人」にしておいて、その数のお客様のお相手ができたら、満足感が持てるようにしたいと思います。
しかも、「〇〇人」は「〇〇人」でも、「ちんやメンバーズカード」の入会数、利用数、記念日ハガキ利用数を目標にすることにします。
このカードを持っていただくには、少なくとも二度は御来店いただく必要がありますし、会費500円を払い込んでいただかないといけません。
そういうハードルを越えて下さる、コアなお客様の数を目標にしたいと思っています。
さらに!
数字だけではなく、ビジュアルの「やり甲斐」も欲しいと思っています。何か数字以外の、目に見えた目標、例えば「笑顔」を目標にしたら良いですよね。
まだ詳細は内緒ですが、
「日本国復興元年 1.000人の笑顔計画!」というのを企画しています。
この企画を3月11日にスタートさせるべく、鋭意準備中です。
「ちんや」の店で、素晴らしい笑顔の画像を撮影して、それを提供してくれたお客様には⇒クーポンを差し上げる、というプログラムを組み立てて、来年の3.11まで、およそ1年間をかけて、笑顔画像を集めて行こうと思っています。
そのクーポンですが、笑顔写真を次回ご来店時に持って来ていただくと、そのままクーポンに成るのです。クーポンで東北の御酒が貰えて、さらに無料で「ちんやメンバーズカード」に無料で入会できることにします。
こういうクーポンなら良いでしょう!
スタッフにも嬉しいクーポンです。前回の写真を持って、また来て下さるのですから、御酒くらいサービスしたくもなるというものです。
世間のクーポンというのは、ただただサービスを要求して来る紙のことで、不快この上ありませんが、笑顔写真クーポンなら全員がハッピーですよね。
だから、そういう笑顔を集められたら「マルをつけられて365日充実」と行きたいですね。
売り上げは、その後からついて来ると信じます。
追伸
「台彪会」会長として、「ニッポン全国彪友会ー台東万博!」を計画しています。
二条彪先生の門下生約200m人が集まる、一大交流会です。先生のメルマガを取っている方なら、どなたでも参加できます。
2012.4.20(金) 浅草が燃えます。
詳しくは、こちらをご覧下さい。
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて707日連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。
Twitterもやってます。こちらでつぶやいています。
「すき焼き思い出ストーリー」のサイトは、こちらです。