2021年3月13日
貴重品
ついに、そこまで増えたか、といいニュースが入ってきました。
牛肉のA5がそこまで増えたか、という件です。
「日本食肉格付協会」が朝日新聞の取材に答えたところでは、
牛肉の格付けで最高級のA5等級が昨年、全体の2割を占め、15等級の中で初めて最多となったことがわかったそうです。
1980年代にはA5評価の肉は全体の10%未満でしたが、
今世紀に入って増えて行き、2020年には牛さん約89万頭のうちA5が約20万頭。22%を占めて、全等級で初めて首位になったとか。
今は皆ゲノムが分かった上で生産していますからねえ。
2位はB2が18%(約16万頭)。3位は「ちんや」が使うA4で17%(約15万頭)。
「ちんや」は2017年に「適サシ肉宣言」をして以来、4等級しか使っていませんが、ウチが使う方が、世間で希少と言われている方より希少なようです(トホホ)
A5が増えた一因は輸出です。海外では格付けの高い和牛へのニーズが高いそうな。
まあ、海外は今の所、日本の有名なものが欲しい、日本の高級なものが欲しいという趣向なのでしょう。いずれ変わるだろうと私は見ています。
もちろん、食べ手の人が自分の好きな肉を食べれば良いわけですから、この件には正誤はありません。
ただA5を「いちばん貴重」と宣伝した場合、それは今後「不正確」と言われるということだけが事実となりました。ご承知おき下さいませ。
本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。 弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし、本日は4.032本目の投稿でした。