専門店
「専門店」と称することで一般消費者に「品質がいい店」と認識させるできる。その店の業態や店舗の実態が「専門店」と名乗るに値しなければ、景品表示法に違反する可能性がある。
つまり「専門店」という言葉は法的に意味のある言葉だと私は思ってきたのですが、それが今や「グレー」だと聞いて、かなり心折れています。
グレーな「専門店」が横行しているのは、ネット・デリバリーの業界です。
実際には、一軒の居酒屋であるにもかかわらず、ウー♡ーイーツ上では、唐揚げ、丼、カレー、ハンバーグ、寿司など8店舗の「専門店」を名乗って出店している例があると言います。サイト上ではそれぞれに「それっぽい」店名が付けられているとか。
それを一般人が発見して、SNSに投稿→問題になり→週刊誌ネタにもなっています。
専門じゃない店が専門と称してデパートや商業ビルに出店し、後からそれが発覚すれば、おそらく退店処分になると思われますが、ネットではOKらしく、いくらコロナ危機とは言え、残念なことです。
悔しいので、ここで専門店の矜持を一言だけ述べさせていただきますと、それは
微調整が何より大切だと思う
ということでしょうか。
10月6日の弊ブログで、割り下と肉の旨味のバランスがすき焼きの肝だと申しましたが、
そのバランスをとり続けることが大事です。
すき焼きの割り下のレシピは世間に沢山ありますから、やろうと思えば専門でない方にもできるのですが、その他に唐揚げ、丼、カレー、ハンバーグ、寿司も作っていたら、忙しくて割り下の微調整が出来ないような気がしますね。
追伸
「和牛」のお二人とdancyu植野編集長のテレビ番組に出演させていただきます。
『和牛の町×ごはん』BS日テレ 10月13日(火曜)21時~
本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。
弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし本日は3.878目の投稿でした。引き続きご愛読を。