卵の溶き方
10月13日21時放送の、BS日テレ『和牛の町×ごはん』
に出させていただきました。
この番組は雑誌dancyuの植野編集長が監修・出演しておられるのですが、その植野さんが番組の中で、すき焼きの卵の割り方について、面白い方法を推奨しておられました。
卵の黄身を溶き過ぎず、「2回程度」と中途半端とも言える溶き加減にしておこうと言うのです。それで、
肉は黄身
野菜は白身
で食べようという方法でした。使い分けるために完全に溶かない方がよいとお考えのようです。
弊店も含め一般的には、より徹底的に溶いて=クリーミーにして、具材と卵が絡むようにすることが多いですが、その「一択」にしない方が食の楽しみが広がると言われれば、それはその通りですね。
ネット上では、卵を「溶く派」と「溶かない派」が論争しているのを見つけますが、論争するよりむしろ、どちらかに決めないで、色々やってみるのは良いことだと思います。
思えば、私が「適サシ肉」を提唱したのも、「A5対赤身」の対決にウンザリしたからでした。
もっと、色々試せばよいのに!
という発想を、肉以外にも広げると良いのかもねと思いました。
追伸、10月26日の「あさくさ食たび」に出演させていただくことになりました。「あさくさ食たび」とは、浅草の料理人がオンライン講義で、全国の皆様に「浅草の食の道案内」をするというもの。視聴ご希望の方は、こちらです。
本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。
弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし本日は3.889目の投稿でした。引き続きご愛読を。