2020年1月17日
寺子屋
浅草公会堂で上演されている「新春浅草歌舞伎」を拝見しました。弊社は以前から広告協賛をさせていただいています。
正月は各地で歌舞伎が上演されていますが、浅草は若手役者中心のメンバーで「登竜門」と位置づけられています。
座長は尾上松也さん。
中村歌昇さん、坂東巳之助さん、坂東新悟さん、中村米吉さん、中村隼人さん、中村橋之助さん。
ベテランの中村錦之助さんが所謂「上置き」といして加わっています。
例年演目は古典的で有名な演目が多いですが、一部の「菅原伝授手習鑑」の寺子屋の場面でした。
歌舞伎を観て毎回思うのですが、この世界の若い方たちが、現代生活からは全く体験も想像もできないことを演技できることに驚きます。
寺子屋は、自分が恩義を感じている人の息子さんの命を守るために自分の子の命を差し出すという筋で、役者はその心を演じないといけません。周囲の人物もそれぞれ、その心を演じるわけで大変なことです。
同一演目が演じ続けられているので、演じた経験がある先輩から学べるわけですが、それにしても大変なことです。
毎回感心すると同時に、世の中の他の業界でも参考にしたいものだと思います。
本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。
弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし、本日は3.611本目の投稿でした。本年3月1日まで無事連載が続けば10周年になる予定です。引き続きご愛読を。
Filed under: 浅草インサイダー情報 — F.Sumiyoshi 12:00 AM Comments (0)