獣医師不足
アベさんとカケさんは、一体どういうご関係なのか。
カケ学園問題は今後どうなるのか、私に分かるわけもありませんが、今回の問題で「獣医師の需給」に世間の注目が集まったのは、結果的ですが、悪いことではなかったのかなあ、と思います。
獣医さんは「食の安心・安全」の最前線で働いています。
世間の人は獣医というと、高級住宅街の犬猫病院のカリスマ院長を連想するかもしれませんが、そういう方ばかりではないです。畜産・水産の世界で働いている地味な方々も大勢います。
BSE・鳥インフルエンザなどで、獣医さんの仕事量は年々増加していて、さらには団塊世代の獣医さんが大量退職していることにもより、深刻な獣医師不足が生じている、と私は聞いていました。
まず肉体・精神面ともに獣医さんは過酷です。病気の牛さんが出たら、正月でもGW連休でも飛んで行く必要があります。待遇面でも人間の医者ほど良くありません。
高知県などは県の公式ページで、獣医師不足を訴えていました。
しかし、カケ学園問題で私も初めて知ったのですが、獣医師会は大学獣医学部の新設に猛反対していたというのです。「日本獣医師政治連盟」という団体を造って、族議員を擁立し、反対運動をさせていたとか。
その反対運動の結果、獣医学部の新設は「1校のみ」「今まで獣医学部がなかった四国のみ」で落着したのだそうです。それが今治でした。
国民の皆さん、食べ物の安全を守るため、獣医さんは大勢いた方が良いと思いませんか?
獣医学部問題が「政争の具」である状態は、残念な状態だと私は思います。
もちろん、これは一般論です。特定の政治家・政党・メデイアを応援する意図で書いた文ではありませんので、念のため。
追伸1
6/1発売の「婦人画報」7月号(創刊記念号)に載せていただきました。ありがとうございます。
今回の特集は、なんでも婦人画報社さんが「総力をあげた特集」だそうですが、題して、
「世界が恋するWASHOKU」。
旨味とか醗酵とかを採り上げた後、しんがりがWAGYUです。
追伸2
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株式会社晶文社 刊行
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