割引制度
一年中割り引きしていたら儲からないから、たいていの割引制度には、限定やら制約やらがありますが、それを自分の都合よく変更しようと交渉してくる人がいます。
そして、都合よく変更できないと分かると、
分かりにくい!
と怒り出します。
もちろん、気にする必要はありません。
「お客様は神様」っていう言葉は、そういう意味じゃありませんのでね。
三波さんは生前、こう↓説明していたそうです・・・
『歌う時に私は、あたかも神前で祈るときのように、雑念を払って澄み切った心にならなければ完璧な藝をお見せすることはできないと思っております。ですから、お客様を神様とみて、歌を唄うのです。』
客を神と見立てる、
というところがポイントです。
リアルな客は神どころか、欠陥だらけの存在です。昔の芸能界は夜のクラブ回りとかも多かったですから、客が芸能人に対して無礼を働くことも多かったと思います。そういう輩が客席にいても、ステージ上では完璧な仕事をするべきだ、という意味です。
なんでもかんでも言うことをきくべきだ、という意味では勿論ありません。
三波さんのご遺族は、曲解を憂えて、正しい意味を「三波春夫公式サイト」で説明していますから、ご覧ください。
追伸1
6/1発売の「婦人画報」7月号(創刊記念号)に載せていただきました。ありがとうございます。
今回の特集は、なんでも婦人画報社さんが「総力をあげた特集」だそうですが、題して、
「世界が恋するWASHOKU」。
旨味とか醗酵とかを採り上げた後、しんがりがWAGYUです。
追伸2
拙著は好評(?)販売中です。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。
題名:『浅草はなぜ日本一の繁華街なのか』
浅草の九人の旦那衆と私が、九軒のバーで語り合った対談集でして、「浅草ならではの商人論」を目指しています。
東京23区の、全ての区立図書館に収蔵されています。
四六判240頁
価格:本体1600円+税
978-4-7949-6920-0 C0095
2016年2月25日発売
株式会社晶文社 刊行
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.652日連続更新を達成しました。