World’s Most Overrated Steak
知人がFBで、Bloomberg の和牛に関する記事をシェアしていました。タイトルは、
Is Wagyu the World’s Most Overrated Steak?
世界で和牛がどう見られているかについての記事です。
高級なものとして珍重される一方で、評価しない方もいるようです。
・ステーキに関する本の著者、マーク・シャツカー氏
素晴らしい肉ではあるが、ステーキではない。全く違う。どちらかというとフォアグラだ。ステーキからは血がしたたる。動物の肉を食べていると実感でき、自分の中の野生が満たされる。和牛はもっと繊細だが、だからといって(他の牛肉より)優れているわけではない。
・ロンドンの、ミシュラン2つ星の日本食レストラン「UMU(ウム)」の石井義典シェフ
群馬県産和牛を出すが、お客さんの一部にはその良さが理解されておらず、脂っこすぎると苦情を受けたことも、焼くと霜降り部分が溶けて見えなくなるため、本当の和牛を使っていなのではないかとクレームをつけられたこともある。
「脂っこすぎると苦情を受けた」というのは、どういう肉なのか、私には知る由もありませんが、最近日本では、牛の短期肥育が流行っているせいで、脂の融点が高い牛が増えています。
もし、この牛がそういう牛なら、あまり海外に出して欲しくないなあ、と思ってしまいます。
そう、テレビの日本礼賛番組でしきりと放送されている通り、
和牛は世界でも絶賛されている!!
とは思わないで下さいね。悪しからずです。
追伸①
今年も「ミシュランガイド東京2017」に載せていただきました。 3年連続掲載です。ありがとうございます。
追伸②
拙著は好評(?)販売中です。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。
題名:『浅草はなぜ日本一の繁華街なのか』
浅草の九人の旦那衆と私が、九軒のバーで語り合った対談集でして、「浅草ならではの商人論」を目指しています。
東京23区の、全ての区立図書館に収蔵されています。
四六判240頁
価格:本体1600円+税
978-4-7949-6920-0 C0095
2016年2月25日発売
株式会社晶文社 刊行
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.578日連続更新を達成しました。